Archive for 1月, 2010

大商大シンポにてコンピュータ将棋VS人間

来週2/6(土)、大阪商業大学アミューズメント産業研究所大阪商業大学の開学60周年を記念して開催するシンポジウム「頭脳スポーツと教育 -ブレインスポーツ冬の陣-」にて、コンピュータVS人間による将棋の公開対局が行われます。対局するのは激指と、アミューズメント産業研究所研究員でアマチュア強豪としても知られる古作登さんです。

同時にコンピュータ囲碁と囲碁棋士との公開対局も行われます。脳の研究が主軸となっているシンポジウム。事前申込が必要で先着300名受付とありますが、まだ募集が〆切られたとの表示はありませんので、興味のある方は問い合わせてみられてはいかがでしょう。会場はユニバーシティホール蒼天。入場無料。

第20回世界コンピュータ将棋選手権の申込〆切は明日1/31(日)です。お忘れなきよう。

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第20回世界コンピュータ将棋選手権 募集〆切迫る

第20回世界コンピュータ将棋選手権の〆切が今週末、1月31日(日)に迫っています。強豪や常連の中にもお申し込みがまだのチームがありますので、お忘れの場合はお早めに手続きを。お申し込みはこちらです。

前回記事リリース後、公開参加表明がありましたので、追記しました。皆さんのご参加をお待ちしております。

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第20回世界コンピュータ将棋選手権 参加者募集中

当ブログでは募集開始時のタイミングを逸してしまいましたが、現在、第20回世界コンピュータ将棋選手権への参加者を募集中です。申込受付は今月末まで。あと一週間となっております。

開催要項はおおむね前回と同様ですが、多少の変更があります。主な変更点は以下の通りです:

  • 開催日時が5月2日(日)~4日(火、祝)と一日早まっています。
  • 手続き上では、「アピール文書」の提出を推奨しています。
  • 使用可能ライブラリのルールは今回も採用されますが、「分家」の制限規定が設けられています。

詳しくは、第20回世界コンピュータ将棋選手権のページの「前回に参加された方へ」の項を参照してください。また、CSAサーバ プロトコルがバージョン1.1.3にマイナーアップデートされていますが、本質的な変更点はありませんので、プログラム変更などの対応は必要ありません(末尾の改訂履歴をご参照ください)。さらに、世界コンピュータ将棋選手権出場クライアントに対応していただくこともバージョン1.1.4にマイナーアップデートされています。こちらでは、IPアドレスの設定方法の若干の変更と、中断再開テストに関する項目の追加が行われています(末尾の改訂履歴をご参照ください)。

最後に、現時点での公開参加表明を紹介しておきます。参考になることもあるかと思います。(1/29注: 追記しました)

引き続き、参加のお申し込みをお待ちしております。

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第5回 コンピュータ将棋世界最強決定戦

昨年冬の第4回に引き続き、第5回 コンピュータ将棋世界最強決定戦が開催されます。前回と同じく北陸先端科学技術大学院大学にて2日間の総当たり戦。1月14日(木)、15(金)に開催されます。世界コンピュータ将棋選手権と異なり、少数精鋭の選抜大会。激指GPS将棋TACOS大槻将棋が世界一を競います。

棋譜中継はもちろん、毎年恒例のプロ棋士による解説の動画中継も行われます。北陸先端大のブロードバンド中継設備で行われるため高画質です。平日ではありますが、コンピュータ将棋の解説と対局風景を高品位画像で見られる数少ない機会ですので、可能な方はご覧ください。対局規定などの情報は、世界最強決定戦のページでご確認を。

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「コンピュータは七冠の夢を見るか?」第2回は学習

月刊将棋世界2010年1月号にて「コンピュータは七冠の夢を見るか?」の連載が始まったことは先月お伝えしました。年末に発売された2月号の第2回では、「ボナンザメソッド」による評価関数の学習が解説されています。やや出遅れ感がありますが、改めて紹介します。

コンピュータが学習を行うことによって優れた処理を獲得する、という概念は本来、大学の専門分野レベルの難しい内容です。加えてボナンザメソッドは保木邦仁さんによって数年前に開発されたばかりの新しい技術ですから、学術書や教科書でない一般向けの雑誌でその詳細を説明する、というのは異例のことです。しかし6ページのコンパクトな記事では、「将棋の指し手が理解できる」もしくは「将棋の実力の向上を目指している」読者を想定した上で、非常にわかりやすく、イメージが浮かびやすい解説が読めます。

もちろん、この記事だけで学習を行う将棋プログラムをいきなり開発するのは困難ですが、「なぜコンピュータはよい手が指せるようになったのか」を初学的に理解するには最適なテキストになっていると思います。これからコンピュータ将棋を開発したい人がもし熱心な将棋ファンだったら、教科書で学ぶ前にまずこの記事を読むことが一番の近道なのではないでしょうか。一方、将棋に対する知識や興味を活用したコンピュータ技術入門としても面白く読めるはずです。

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