Archive for 5月, 2011

ponanzaが将棋倶楽部24に登場、東京道場「記録」破り

ネット界最大手の将棋対局サイト、将棋倶楽部24に5月10日、ponanzaが登場しました。人間の会員と次々に対局したponanzaは圧倒的な強さを見せ、一時はレーティング3211点に到達し、将棋倶楽部24東京道場の従来のレーティング最高点を塗り替えました。

この出来事はすでに毎日新聞の記事になり、検索エンジンの検索結果からも多数の反響が確認できます。Twitterでは#ponanzaというハッシュタグが生まれました。将棋倶楽部24でのリアルタイムの観戦者数は上限の1000人を軒並み突破、そんなさなかを、ponanzaは勝ち続けました。

Read the rest of this entry »

Comments (6)

コンピュータ将棋協会5月例会のお知らせ

たび重なる事情により長らく当協会の通常例会が行われていませんが、今回こそは通常開催されるでしょう。


より大きな地図で 早稲田大学早稲田キャンパス9号館 を表示


より大きな地図で 早稲田大学早稲田キャンパス9号館 を表示

3月例会に行われる予定だった年次総会は、3月例会中止の影響でまだ開催されていません。したがいまして5月例会の途中16時から開始されます。

第21回世界コンピュータ将棋選手権については、これだけでも時間が足りなすぎるくらいの話題があるでしょう。また、恒例の対局サーバテストも行うことができます。

Leave a Comment

第21回世界コンピュータ将棋選手権者はボンクラーズ

第21回世界コンピュータ将棋選手権は、ニコニコ生放送ライブ中継のページコンピュータ将棋選手権ネット中継ブログにて報じられたとおり、ボンクラーズの初優勝で幕を閉じました。

初のニコニコ生放送が行われた最終日の決勝リーグは、ponanzaが前回覇者の激指にあっと驚く奇策をぶつけて千日手に持ち込んだかと思うと、Blunder激指ボンクラーズに土をつけるなど、決勝リーグ初進出組が健闘をみせた結果、5勝2敗と2勝5敗の間に8チームがひしめく混戦となりました。コンピュータ将棋が今年さらに強くなっているとともに、レベルの底上げも起きていることが広く示されました。Twitterからも、多数の感嘆の声が寄せられました。全対局の内容については、ライブ中継のページに残されている棋譜をご覧ください。

ニコニコ生放送のサイトでは開発者インタビューなども公開されていますので、そちらも是非ご覧ください。

次回選手権には2次予選免除・決勝リーグのみの出場枠が設けられないため、決勝リーグに進出した8チームを含む上位16チーム(2次予選リーグ13位まで)は次回は1次予選免除・2次予選からの出場となります。

最後に、決勝リーグの最終順位順の結果をどうぞ(5/8追記: 画像から表に置き換えました)。皆さん、お疲れさまでした。

5/15追記: 表の表記を見直しました。今まで一部のブラウザで大きく異なる表示になっていましたが、現在は多くのブラウザでほぼ同様に表示されるようになっていると思います。

Leave a Comment

第21回世界コンピュータ将棋選手権、5チームが二次予選突破

第21回世界コンピュータ将棋選手権は2日目も無事終了。24チームが争う5つの決勝リーグ進出枠は、BonanzaボンクラーズponanzaYSSBlunderの順に占められました。

対局の内容については、棋譜ライブ中継サイトをご覧ください。初日に続いて2日目も多数のTwitterのつぶやきが集まっています。2日目は対局場にて勝又清和プロ六段篠田正人元アマ竜王による開発者向け解説会が行われ、そのハイレベルな内容の一端がコンピュータ将棋選手権ネット中継ブログで読めます。Ustreamでもその熱気が伝えられていたものと思います。

2日目も初日に続いて大きな運営トラブルは避けられ、順調にスケジュールが消化されました。最終日のきょうはいよいよ雌雄を決する8チーム総当たりの決勝リーグ。現地解説会場に是非足をお運びください。またニコニコ生放送にて解説会を試聴可能ですので(Ustreamは対局場の中継)、ニコニコ動画のサイトに記載されている情報をご確認ください。ニコニコ生放送はタイムシフト予約も可能ですので、現地解説会へお出かけの方も是非。

最後に、2次予選の最終順位順の結果をどうぞ(5/8追記: 画像から表に置き換えました)。

5/15追記: 表の表記を見直しました。今まで一部のブラウザで大きく異なる表示になっていましたが、現在は多くのブラウザでほぼ同様に表示されるようになっていると思います。

Comments (1)

第21回世界コンピュータ将棋選手権開幕、10チームが二次予選進出

第21回世界コンピュータ将棋選手権は1日目が無事終了し、10チームが1次予選を通過しました。

今回は本番直前になって出場を辞退するチームが多く、1次予選は20チームで10の予選通過枠を争うという、例年よりやや競争率の低い争いとなりました。大震災の影響も大きかったのかもしれません。とはいえ予選通過が楽になることは決してなく、昨年よりもさらにレベルの高い争いとなりました。結果は初出場のSunfish、人生送りバント失敗の2チームになのはを加えた3チームが初の2次予選進出、という新旧の取り合わせとなりました。

対局の内容については、棋譜ライブ中継サイトをご覧ください。Twitterのつぶやきも初日から多く集まっています。コンピュータ将棋選手権ネット中継ブログは今年も対局場の映像や熱気を伝えています。5月5日に予定されているニコニコ生放送の情報もニコニコ動画のサイトに記載され、期待が高まりつつあるようです。

また、いつも悩まされるネットワーク関係のトラブルは今年の初日はほぼ皆無で、実にスムーズに運営することができました。すっかりネット中継がおなじみになった本選手権では、参加者のネットワーク技術も確かなものになっているようです。

きょうはさらにハイレベルかつ過酷な2次予選。戦いは過熱する一方です。

最後に、1次予選の最終順位順の結果をどうぞ(5/8追記: 画像から表に置き換えました)。

5/15追記: 表の表記を見直しました。今まで一部のブラウザで大きく異なる表示になっていましたが、現在は多くのブラウザでほぼ同様に表示されるようになっていると思います。

Comments (1)

Older Posts »