Archive for 2月, 2023

マイナビニュース杯電竜戦ハードウェア統一戦 水匠電竜が初代王者に

世界将棋AI 電竜戦

第1回マイナビニュース杯電竜戦ハードウェア統一戦は一昨日2月18日(土)に水匠電竜二番絞り(ビール工房HFT支店)との間で決勝戦が争われ、持ち時間2時間、1手毎5秒加算の決勝二番勝負で1勝1敗、持ち時間5秒、1手毎5秒加算の再戦二番勝負で2勝を挙げた水匠電竜が優勝し、優勝賞金50万円を獲得しました。水匠電竜は昨年12月の第3回世界将棋AI電竜戦に続く二冠となりました。水匠電竜さん、おめでとうございます。

持ち時間の長い最初の決勝二番勝負はともに角換わり戦法となり、水匠電竜二番絞り(ビール工房HFT支店)が互いに先手番での対局をそれぞれ133手253手で順当に勝ち。超早指しの再戦二番勝負は第1戦にて後手の意表の四間飛車を先手が居飛車で圧倒し155手、第2戦は3たびの角換わり戦法で双方手待ち模様の局面から穴熊に囲った後手が機敏に仕掛け細い攻めをつなげて170手で、ともに水匠電竜が勝利をおさめました。

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マイナビニュース杯電竜戦ハードウェア統一戦 あす決勝

世界将棋AI 電竜戦

第1回マイナビニュース杯電竜戦ハードウェア統一戦は明日2月18日(土)、13時より先手番、後手番一番ずつの決勝戦が行われます。

さる2月11日(土)に行われた準決勝にて、予選リーグ3位の二番絞り(ビール工房HFT支店)と、同1位の水匠電竜が勝って、この決勝戦を戦います。

決勝二番勝負が1勝1敗、もしくは2引き分けの場合、再度二番勝負を実施して優勝を争います(再度五分の場合は、両者優勝)。

ところで、さる準決勝は、千日手もしくは512手打ち切りになると先手番のAIが敗退、という非常に珍しい、言わば特殊戦でした。予選リーグ上位者のアドバンテージとして同1位、2位には準決勝一番勝負の先手番が与えられましたが、その代わり引き分けは負けと同じ、というデメリットを負っていたわけです。その結果は、先手番の1勝1敗でした。将棋AIがとんでもなく強いトップレベルの将棋AI同士では先手番がかなり有利とみられますが、千日手先手負けなら実際のところ、先後どちらが有利なのでしょう。これからのコンピュータ将棋の大会は、そのようなルールも検討すべきなのかもしれません。

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マイナビニュース杯電竜戦ハードウェア統一戦 きょう準決勝

世界将棋AI 電竜戦

当ブログでの告知が直前になってしまい申し訳ありませんが、第1回マイナビニュース杯電竜戦ハードウェア統一戦は本日午後より準決勝です。

過酷な予選リーグを勝ち抜いた4チームが、第1回のマイナビニュース杯を争います。予選リーグは全チーム総当たり戦を先手と後手1局ずつ、計30局の長い戦いでしたが、準決勝はただ1局、予選リーグ上位のチームがアドバンテージとして先手番で対局します。その代わり千日手・512手到達による引き分けは後手の勝ちとなる1度きりのルールです(予選リーグでの引き分けは先手0.4勝・後手0.6勝)。

今日の準決勝を勝ち抜いた2チームが、来週2月18日(土)の決勝に進出します。

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