Archive for 7月, 2010

週刊将棋アマCOM戦自戦記 全局掲載完了

週刊将棋にて連載中の「第2回週将アマCOM平手戦」は、最新の7月14日号にて2回戦第5局の自戦記が掲載され、10週にわたって全10局の自戦記がすべて掲載されました。やはりコンピュータは強い、ということで、最終成績は発売中の最新号を購入してご確認ください。

次週週刊将棋7月14日号にて、対抗戦の総括が掲載される予定とのことです。

「コンピュータは七冠の夢を見るか?」でも述べられているように、コンピュータにもまだまだ意外な弱点があります。しかし、その隙はますます見えにくいものになっているようです。いかに団体日本選手権を制した最強の東大将棋部チームといえど、持時間の比較的短い対局でその弱点を突くのは至難の業だった、といえそうです。

挑戦状を受けて立つ清水市代女流王将は、果たしていかなる策を用意してこられるのでしょうか。そんな思いをめぐらすにも示唆に富む連載であったと思います。

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「コンピュータは七冠の夢を見るか?」第7回も選手権特集

将棋世界 2010年 08月号 [雑誌]


月刊将棋世界8月号の「コンピュータは七冠の夢を見るか?」第7回は、先月に続き第20回世界コンピュータ将棋選手権の特集。今回は6ページで、通常の連載形式に近い雰囲気です。

今回は、前回以上に実戦の局面を深く検討する内容。大きな話題になった稲庭将棋の作戦とその対策についての研究に多くの誌面を割いています。稲庭将棋の開発者、今野さんのインタビューを交え、コンピュータをいかに罠に陥れるか、対する相手はいかにしてその罠をかいくぐるか、という開発者同士の水面下の攻防がうかがえる点で、学術的な研究や人間同士の対局を採り上げた記事には見られない貴重な内容になっています。上位グループのほとんどすべてが、Bonanzaによって拓かれた機械学習による強化を取り入れる時代の趨勢を認めつつも、あえて開発者自らが機略を巡らす戦いをクローズアップし、現代のコンピュータ将棋の強さよりもむしろ課題をあぶり出す内容になっており、開発者にとっても読み応えのある記事になっているのではないでしょうか。

このほか、コンピュータ将棋がトン死を喫した場面の考察と、マルチコア化の傾向について論じています。

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コンピュータ将棋協会7月例会のお知らせ

7月のコンピュータ将棋協会例会(隔月)は通常通り第2土曜日。

第20回コンピュータ将棋選手権の会場と同じ場所です。


より大きな地図で 電気通信大学西9号館 を表示


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対局サーバテストが行えるのもいつも通りです。参加ご希望の方は、将棋プログラムがインストールされた、イーサネットへの接続が可能なPCをご持参ください。事前のお申し込みは不要です。ログイン名の登録がお済みでない方は、当日の設定を受け付けます。

コンピュータ将棋協会の例会には、コンピュータ将棋協会の会員であればどなたでも事前申込なしに参加していただけます。入会につきましては、こちらをご参照ください。

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