挑戦状に始まった、将棋連盟棋士とコンピュータ将棋の対局の内容が、対局を49日後に控えた今日、日本将棋連盟と情報処理学会の双方から発表されました。
「あから2010」という名が先日発表されたばかりのコンピュータ将棋は、東京大学の169台のマシンからなるクラスタで、コア数676という規模。激指、GPS将棋、Bonanza、YSSを擁する多数決合議による指し手決定を行います。世界コンピュータ将棋選手権の上位の常連たちによる競演は、floodgate3時間対局の内容を見てもかなりハイレベルなものになりそうです。
3年前の「渡辺竜王vsボナンザ」と同様、当日はネットで棋譜がライブ中継され、加えて現地の東京大学本郷キャンパスでは大盤解説会に指導対局が併催されます(ただし対局が非公開である点は異なります)。ライブ中継サイトは、女流棋士会ファンクラブ駒桜ホームページと日本将棋連盟モバイルで、ともに今年発足した新しいサイトです。解説を担当する棋士には藤井猛九段の名が挙がっており、特に東京近郊のファンの皆さんはこの機会を逃したくないところでしょう。
対局の細かい規定は、日本将棋連盟と情報処理学会との対戦の覚書で確認することができます。さらに詳細な内容については、情報処理学会の窓口までお問い合わせください。また、清水女流王将を応援したい方は、駒桜をお尋ねください。