第21回世界コンピュータ将棋選手権は、ニコニコ生放送、ライブ中継のページ、コンピュータ将棋選手権ネット中継ブログにて報じられたとおり、ボンクラーズの初優勝で幕を閉じました。
初のニコニコ生放送が行われた最終日の決勝リーグは、ponanzaが前回覇者の激指にあっと驚く奇策をぶつけて千日手に持ち込んだかと思うと、Blunderも激指とボンクラーズに土をつけるなど、決勝リーグ初進出組が健闘をみせた結果、5勝2敗と2勝5敗の間に8チームがひしめく混戦となりました。コンピュータ将棋が今年さらに強くなっているとともに、レベルの底上げも起きていることが広く示されました。Twitterからも、多数の感嘆の声が寄せられました。全対局の内容については、ライブ中継のページに残されている棋譜をご覧ください。
ニコニコ生放送のサイトでは開発者インタビューなども公開されていますので、そちらも是非ご覧ください。
次回選手権には2次予選免除・決勝リーグのみの出場枠が設けられないため、決勝リーグに進出した8チームを含む上位16チーム(2次予選リーグ13位まで)は次回は1次予選免除・2次予選からの出場となります。
最後に、決勝リーグの最終順位順の結果をどうぞ(5/8追記: 画像から表に置き換えました)。皆さん、お疲れさまでした。
5/15追記: 表の表記を見直しました。今まで一部のブラウザで大きく異なる表示になっていましたが、現在は多くのブラウザでほぼ同様に表示されるようになっていると思います。