毎年何らかの形で行われている、人間のエキスパートプレーヤーと世界コンピュータ将棋選手権上位者との間で行われているエキシビション対局。今年は、2人のアマチュア強豪が合議でコンピュータ将棋と対局することになりました。
今回、人類代表を務める古作登さんと篠田正人さんは、ともに研究者にして全国に名が轟く将棋のアマチュア強豪。同時に、かつての月刊将棋世界の連載記事「コンピュータ将棋は七冠の夢を見るか?」にて、「清水市代女流王将vs.あから2010」では人間がどのような戦略に基づいてコンピュータ将棋と戦うべきか、詳しくコメントされたお2人です。プロ棋士を含めた数々の強豪の中でも、このお2人ほど数多くコンピュータ将棋と対局し、その強みと弱点を知り尽くしている棋客は他にいないでしょう。世界コンピュータ将棋選手権も今年を含めて何度も現地観戦されていますから、コンピュータ将棋開発者の間でもお馴染みです。