7/4追記: 会場が確定いたしましたので下に追記しました。
先月にすでにお伝えしたとおり、次回7月の当協会の例会は拡大例会とし、コンピュータ将棋開発者の討論会が行われます。
- 日時: 7月9日(土) 13:00~ (いつもより早い開始となります)
- 場所: 東京農工大学10号館3階316号室
- 議題:
- 世界コンピュータ将棋選手権使用可能ライブラリについての討論会
- 対局サーバテスト
討論の内容は、次回の世界コンピュータ将棋選手権におけるルール策定の参考とされる予定です。
より大きな地図で 東京農工大小金井キャンパス10号館 を表示
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折しも先月末、Rybkaが世界コンピュータチェス選手権を失格処分および追放処分との報が伝えられ、チェス界で騒ぎになっているようです。市販もされている強豪チェスソフトのRybkaが、実は同じく強豪ソフトのCraftyとFruitのコードの「ゲームプレイにかかわる部分」を無断で流用して世界コンピュータチェス選手権に出場していたことが発覚した、とされています。世界コンピュータ将棋選手権でも同様の行為は禁止されていますが、世界コンピュータ将棋選手権使用可能ライブラリについては事前の申し込みを行うことによって共通の使用が可能となっています。ただし第20回選手権からは共通の使用者の予選通過数に制限が加わっており、このルールについても議論の余地があるかと思われます。ライブラリルールが採用されてからの世界コンピュータ将棋選手権ではこのような不正は発見されておらず、今回の事件は直接コンピュータ将棋界に関係するものではありませんが、さまざまなことを考えるきっかけにはなりそうです。
恒例の対局サーバテストも行うことができます。多くの参加者、特にコンピュータ将棋開発者の皆さんの参加をお待ちしております。