出版後1ヶ月経過してしまいましたが、遅ればせながら紹介いたします。情報処理学会が発行する情報処理2013年09月号に、ミニ特集「現役プロに勝ち越したコンピュータ将棋」が33ページにわたり掲載されています。今回は、今年3月〜4月に行われた第2回電王戦、および今年5月の第23回世界コンピュータ将棋選手権を合同の主題とし、対局の内容と、コンピュータ将棋に搭載された最新の技術について解説されています。
世界コンピュータ将棋選手権の特集は毎年お馴染みになりましたが、今回は電王戦の記事と合同になっていることから、対局の内容は第2回電王戦の5局がより詳しく解説されています。そのため、コンピュータ将棋を迎え撃つ棋士側の戦略、およびそれを見越したコンピュータ将棋の戦略が大きな関心事となっているほか、いわゆるXディ後についての論考にも多めの誌面が割かれています。
冊子は情報処理学会の会員向けに発行されていますが、こちらに非会員のための購入方法が記されています。この記事からはAmazonへのリンクが使用できます。電子版もあります。