当ブログでのご紹介は遅れておりましたが、先月行われた将棋電王トーナメントはponanzaが優勝をおさめ、賞金250万円を獲得しました。
この様子が月刊将棋世界最新号の2014年1月号で10ページにわたり報じられています。世界コンピュータ将棋選手権でおなじみのチーム、久しぶりに大会に出場したチーム、また電王トーナメントが初お目見えとなったチームなど、計18チームが統一されたハードウェアにて高額賞金と第3回電王戦への出場権を争った様子が写真つきでレポートされています。
その第3回電王戦の正式な対戦カードと日程は明日、niconicoでの生放送にて発表される予定となっております。出場するプロ棋士は電王トーナメントの上位5チーム決定よりも前に公表済みでしたが、明日すべての内容が明かされることになり、改めて注目を集めることになるでしょう。生放送の視聴およびタイムシフト予約には、niconicoでの会員登録が必要になります。
実はコンピュータ将棋チームの開発はルールによりすでに終了しています。このあたりの事情については将棋世界の記事などをお読みください。これから本番までは、出場するプロ棋士がコンピュータ将棋チームへの対策に専心する段階となります。第2回電王戦に比べて大きなルール上のアドバンテージを手にしたプロ棋士チームがその優位をいかに活かすかが、新たな注目点といえるでしょう。
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