昨日行われた第2期叡王戦本戦組み合わせ抽選会にて、叡王戦の本戦トーナメント組み合わせが決まるとともに、第4回将棋電王トーナメントの全出場ソフトが発表されました。ほか、第2期電王戦の対戦形式とスペシャルイベントの開催も公表されました。
第4回将棋電王トーナメントは前回から大幅増の全38チームのエントリーとなり、上位争いはさらに激戦となりそうです。賞金総額550万円のビッグトーナメントであること、優勝ソフトには電王の称号と電王戦への出場権が与えられる点は、前回と同じです。
その第2期電王戦は、第1期の2日制二番勝負から1日制二番勝負に変更されました。2日制が異例でしたので、普通に戻ったともいえます。叡王戦の優勝者が棋士代表「叡王」として出場する点は前回と同じ。
また、今年の実験的スペシャル企画として、電王戦合議制マッチが大晦日に行われます。これは一昨年の大晦日に行われた電王戦リベンジマッチ 森下卓九段 vs ツツカナの続編ともいうべきもので、このときの継ぎ盤対局を棋士チームとコンピュータ将棋チームの3対3対戦に発展させた対局。「合議」で1局の将棋を争います。もっとも棋士チームは継ぎ盤を使って3人で話し合って指し手を決める文字通りの合議なのに対し、コンピュータ将棋チームは多数決で指し手が決まることになりそう。棋士チームは森下卓九段と他2名の棋士(未定)。一方のコンピュータ将棋チームは第3回将棋電王トーナメントの上位からPonanza、nozomi、大樹の枝の3ソフトの出場がすでに決まっています(大樹の枝は今年は浮かむ瀬に名を変えています)。詳細ルールは後日発表のようです。