追記(11/2(金)): 今年のGPW杯のページが更新されました。コンピュータ将棋大会のほか、デジタルカーリングとガイスターの大会が予定されています。
今年のゲームプログラミングワークショップ (GPW-18) は、11月16日(金)〜11月18日(日)の3日間行われます。その初日と2日目のナイトイベントのひとつとして、一昨年と昨年には開催を見送ったGPW杯コンピュータ将棋大会の3年ぶりの開催を予定しています。
GPW-18は例年通り、ゲームプログラミングを中心に人工知能や学習技術を含む最新の研究成果が数多く発表されます。そして今年はGPW杯で行われるコンピュータのゲーム競技に3年ぶりに将棋が含まれます。今年のGPW杯コンピュータ将棋大会も現行の世界コンピュータ将棋選手権と同じフィッシャークロックルールが採用されますが、今回は初期持時間15分、1手ごとの増加時間は5秒に変更されます。これは次回の第29回世界コンピュータ将棋選手権で予定されているルールです。
GPW杯コンピュータ将棋大会2018 開催要項
日程
2018年11月16日(金)ナイトセッション後〜深夜、および17日(土)懇親会後〜深夜
会場
ゲームプログラミングワークショップ主会場(大会の設営は1日目および2日目の大会開始時に都度行います)
対局方式
会場内の対局サーバに有線LANで参加者のコンピュータを接続して対局します。
大会システム
変形スイス式にて数回戦を予定しています。打ち切り回戦数は大会の進行状況に応じて設定されます。ノックアウトトーナメントではありませんので、中途脱落はありません。
持時間および対局打ち切り
初期持時間15分と指し手1手あたり5秒の加算時間が与えられるルールとなります。選手権と同じフィッシャークロックルールです。
消費時間はサーバ側で計測され、プロトコルにしたがって通知されます。ネットワークでの遅延分も消費時間に含みます。
対局が320手に到達して勝敗が決しない(320手時点での局面で玉が詰んでおらず勝利宣言も成立していない)場合は、対局を中断し、引き分け扱いとします。
選手権と比べてフィッシャークロックルールの初期持時間が増える一方で加算時間は半減、また打ち切りの手数は伸びています。近年の選手権から継続して参加される方は設定の変更をお願いいたします。
参加に必要なもの
- CSAサーバ TCP/IPプロトコル ver.1.2.1にのっとって指し手を送受信できる、イーサネット接続が可能なコンピュータ。
- 5メートル程度のイーサネットケーブル1本(有線LAN接続用。イーサネットハブは主催者側で準備しますが、イーサネットハブに参加用のコンピュータを接続するLANケーブルをご用意ください)。
- コンピュータ将棋として参加する場合は、指し手を自動送信する思考処理が必要です。人間として参加する場合は、指し手を入力するためのユーザインタフェースが必要となります。http://www.junichi-takada.jp/sficp/ のJava Applet などをご利用ください。
- 参加費は無料です(ゲームプログラミングワークショップの参加費以外の費用は不要です)。
主催
参加申込
ゲームプログラミングワークショップ2018開始時から大会開始直前までにCSAの担当者(山田 剛)までお申し込みください。
TCP/IPプロトコル ver.1.2.1 にしたがって対局が行われます。その他の基本的な設計は従来と変わりません。事前テストはこちらに従って実施できます。