現在発売中の月刊将棋世界2021年4月号より、『AI将棋入門―人工知能はいかに人間を超えたか―』という記事の連載が始まっています。著者は当協会理事で東京大学 次世代知能科学研究センターの松原仁教授。第1回の内容は、チェスや囲碁なども交えたゲームAIの研究の歴史と、コンピュータ将棋の黎明期のお話、森田和郎さんらも登場する著者の思い出話などが楽しめます。
昨年末に紹介させていただいた『コンピュータソフト「やねうら王」と行く藤井将棋観戦ツアー』に続き、コンピュータ将棋関連の2つめの連載記事となります。現代における将棋はプロ・アマチュアを問わず人工知能技術を抜きに語れない、という時代になって久しいとはいえ、将棋ファンの関心の高さを感じさせます。将棋ファン向けのため専門性の高い記事ではありませんが、ちょっとしたサーベイとして読んでみても意外な発見があるかもしれません。もうすぐ発売の5月号以降の続きをお楽しみに。