Archive for 5月, 2022

コンピュータ将棋協会5月オンライン例会

今月のコンピュータ将棋協会例会(隔月)は、通常と同じく第2土曜日に開催されます。先週の第32回世界コンピュータ将棋選手権はオンラインとオフラインのハイブリッドで行われましたが、例会は新型コロナウイルス感染症の拡大以後に恒例になったオンライン開催のままです。当協会の会員の皆さまはお気軽にご参加ください。

昨年5月以降の例会と同じくZoomミーティングによる開催となります。URLなどZoomミーティング参加に必要な情報は、メーリングリストをご覧ください。

オンライン例会が続いている影響で、例会内での対局サーバテストは長らく開催しておりませんが、現在、第32回世界コンピュータ将棋選手権で使用したインターネット上の対局サーバは現在も稼働しておりますので、過去に世界コンピュータ将棋選手権に申し込まれた方は利用することができます。この対局サーバはもうしばらく稼働を続ける予定です。

コンピュータ将棋協会の例会には、コンピュータ将棋協会の会員であればどなたでも事前申込なしに参加していただけます。入会につきましては、コンピュータ将棋協会の案内をご参照ください。

会員の皆様のご参加をお待ちしております。

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第32回世界コンピュータ将棋選手権はdlshogi with HEROZが初優勝

新型コロナウイルス感染症 (COVID-19) の悪影響が和らぎつつある川崎市にて、オンラインと川崎市産業振興会館におけるオフラインとのハイブリッド開催となった第32回世界コンピュータ将棋選手権は5月3日(火・祝)〜5日(木・祝)に7回戦の決勝総当たりリーグ戦が行われ、dlshogi with HEROZが6勝1引分の成績をおさめて初優勝、株式会社サードウェーブ提供のドスパラポイント50万円相当ほか各賞を獲得しました。HEROZチームの皆さん、おめでとうございます。

優勝決定戦となった決勝リーグ最終7回戦は、終盤難解ながらも先手の二番絞りが優勢と見られていましたが、しぶとく二番絞りの攻めをかわし、わずかな隙を突いて寄せを決めたdlshogi with HEROZが176手で逆転勝利をおさめました。2位と3位には二番絞りやねうら王が続きました。2位と3位の両者の成績は勝点、ソルコフ等を含めてまったく同じ成績で並んでおり、また直接対決は引き分けのため、二次予選順位の差によって二番絞りが2位となりました。

また独創賞prelude新人賞S.Lightweight-EFと、ともに初出場チームが受賞しました。フロムスクラッチ表彰は1位から順にNoviceなのは習甦きのあ将棋CGPの順となりました。

開会式および閉会式ではCSA賞等、各賞の表彰も行われました。上記以外の各賞、賞金等は第32回世界コンピュータ将棋選手権特設サイトをご覧ください。

今回の選手権の内容は、第32回世界コンピュータ将棋選手権 ライブ中継で残された棋譜を今後もご覧いただけます。動画については、YouTubeライブ一次予選二次予選(part1)二次予選(part2)決勝の模様が放送された内容が現在も閲覧可能です。YouTubeライブには多くのコンピュータ将棋開発者が出演、また二次予選・決勝の放送では、プロ棋士(日本将棋連盟理事の西尾明七段をはじめ、千田翔太七段遠山雄亮六段伊藤匠五段)および著名アマチュア強豪による詳細な解説が観られます。加えて、コンピュータ将棋選手権ネット中継ではオフライン会場の川崎市産業振興会館から時々刻々と伝えられた選手権の模様を振り返ることができます。

最後に、一次予選二次予選決勝リーグの最終順位順の結果をご覧ください。

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あすから第32回世界コンピュータ将棋選手権、オンラインとオフラインの混合開催

第32回世界コンピュータ将棋選手権が、あす5月3日(火・祝)〜5日(木・祝)の3日間にわたって開催されます。今回は史上初めて、対局サーバをインターネット上に設置してオンラインでの参加を可能にしつつ、3年ぶりに川崎市産業振興会館に参集しての参加も可能とした、オンラインとオフラインのハイブリッド(混合)開催となります。

棋譜インターネットライブ中継YouTube配信は例年通り行われ、Twitterアカウントが選手権の模様を伝えます。ハッシュタグは “#csalive” です。また、コンピュータ将棋選手権ネット中継ブログは3年ぶりに川崎市産業振興会館からの更新が行われる予定です。

世界コンピュータ将棋選手権は前々回より、新型コロナウイルス感染症 (COVID-19) の世界的な感染拡大の影響を受け続けてきました。第30回選手権は中止を余儀なくされ、世界コンピュータ将棋オンライン大会を代替開催しました。オンライン大会がおおむね支障なく運営できたことから、第31回選手権はこの経験をもとに史上初のオンライン選手権としました。そして第32回選手権はオンラインでの利便を確保しつつ、コンピュータ将棋の開発者が一堂に会する貴重な機会としての選手権を再開すべく、2通りの参加を可能としました。

COVID-19は未だ脅威であり、会場でのイベントや立食パーティーは開催できない状態です。それでも、会場のある川崎市をはじめ日本の多くの都市では、最近のCOVID-19ウイルス (SARS-CoV2) の実効再生産数は1をやや下回る水準で安定的に推移しており、感染者数は漸減を続ける状況にあります。そのため緊急事態宣言が発出されるような事態も避けられ、選手権のハイブリッド開催のはこびとなりました。今回はどんな勝負が見られるでしょうか?

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