会場(川崎市産業振興会館)とオンライン(インターネット)とのハイブリッドで開催された第33回世界コンピュータ将棋選手権は5月5日(金・祝)に7回戦の決勝総当たりリーグ戦が行われ、dlshogi with HEROZが6勝1敗の成績をおさめて前回選手権に続き優勝、株式会社サードウェーブ提供のドスパラポイント50万円相当を獲得しました。HEROZチームの皆さん、おめでとうございます。
dlshogi with HEROZは決勝リーグ5回戦のW@nderER戦にて黒星となり最終7回戦の開始時点ではW@nderERを追う立場でしたが、7回戦でやねうら王がW@nderERに勝利し、Ryfamateとの7回戦に勝利したdlshogi with HEROZの優勝が決まりました。
準優勝は同じく6勝1敗ながら、(dlshogi with HEROZとの直接対決で敗れていたため)勝利した相手の勝ち点数の合計の差によりやねうら王。W@nderERは5勝2敗の3位でした。これ以降の決勝リーグの最終順位は決勝リーグ戦の結果をご確認ください。ここまでの模様は、コンピュータ将棋選手権ネット中継にてリアルタイムにまとめられました。
閉会式では各賞の表彰も行われました。電気通信大学 エンターテイメントと認知科学研究ステーション提供の独創賞は決勝リーグ4位のRyfamate、同新人賞は同6位の東横将棋が受賞しました。また、指し手の思考部を(他者のプログラムやデータに頼らず)オリジナル開発している参加者が対象のフロムスクラッチ表彰の1位は全体順位17位(二次予選17位)のNoviceが1位でした。フロムスクラッチ表彰の上位については、こちらでご確認ください。閉会式までの模様は、【LIVE実況:決勝リーグ】第33回 世界コンピュータ将棋選手権 公式にてYouTube生配信されました。今後もアーカイブが見られます。
閉会後はコロナ禍以降見送られていた懇親会が4年ぶりに現地で開催され(ハイブリッド懇親会)、大いに盛り上がりました。
今選手権の対局のすべての棋譜は、第33回世界コンピュータ将棋選手権 ライブ中継(およびJavaScriptによる同時表示版)にて生中継され、今後も閲覧できます。
最後に、決勝リーグの最終順位順の結果をどうぞ。