第2回マイナビニュース杯電竜戦ハードウェア統一戦はBURNING BRIDGESが優勝

電竜戦

前回の記事にて紹介いたしました、第2回マイナビニュース杯電竜戦ハードウェア統一戦決勝戦がさる3月17日(日)に行われ、二番勝負および決着局一局の結果、BURNING BRIDGESが優勝、賞金50万円を獲得しました。おめでとうございます。

第4回世界将棋AI電竜戦に引き続いて先手の初期持ち時間が後手の半分、というハンディキャップの導入により先手の有利さの緩和をはかったにもかかわらず先手有利の傾向が変わらない…と思われた第2回マイナビニュース杯でしたが、決勝第1局は先手有利といわれる角換わり定跡を後手番で巧みに外したBURNING BRIDGESが優位を拡大して勝ち、決勝第2局は中盤早々に桂損したものの飛車を捕獲し強力な反撃を決めた後手番の水匠が勝って、後手番の連勝という意外な展開を見せました。二番勝負が1勝1敗となったため行われた決着局は水匠が先手番となり、角換わり定跡の通りの攻め合いの結果100手足らずで先手勝勢となりましたが、後手のBURNING BRIDGESが大きな駒損を背負いつつも粘り続け、300手を過ぎ双方入玉した時点で先手に持将棋勝利宣言の条件を充分に満たす戦力を奪われていたにもかかわらずその後も先手にプレッシャーをかける指し手を続け、ついに「敵陣に10枚」という持将棋勝利宣言の条件を先手に満たさせないまま512手(時間調整のための冒頭4手を除くと508手)まで指し続けました。この結果、手数規定により引き分け、通算成績は双方の1勝1敗1引き分けとなりましたが、引き分けは先手0.4勝、後手0.6勝という予選からの規定により、引き分け局の後手番だったBURNING BRIDGESが上回り優勝となりました。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です