Archive for コンピュータ将棋

あすから第4回将棋電王トーナメント

第4回将棋電王トーナメントが、あす10月8日(土)から10月10日(祝)までの3連休に、東京・六本木のニコファーレで行われます(前回と同様、観覧募集はありません)。

昨年の第3回と同様、賞金総額550万円、優勝賞金300万円のビッグトーナメント、かつ来春に予定されている第2期電王戦のコンピュータ側代表決定戦です。ハードウェアがCPUにCore i7-6700を搭載したPCに統一され、純粋にソフトウェアの強さで争われる点が世界コンピュータ将棋選手権との最大の相違点。トーナメントの模様はこれまでと同様、ニコニコ生放送で中継されます。視聴にはユーザー登録とログインが必要です。

なお、第2期電王戦の人類代表決定戦を兼ねる第2期叡王戦は、本戦トーナメントが先月始まったところ。第2期電王戦は、ここで優勝したプロ棋士との二番勝負で争われる予定です。

前回を上回る35チームの出場が予定されている今回。どのチームが高額賞金と第2期電王戦の挑戦権をつかむか。そして勿論、最先端の技術にも注目が集まります。

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コンピュータ将棋協会9月例会のお知らせ

9月のコンピュータ将棋協会例会(隔月)は諸事情により、通常の第2土曜日でなく2週後の第4土曜日に開催されます。

対局サーバテスト選手権と同じフィッシャークロックルール)への参加をご希望の方は、将棋プログラムがインストールされた、イーサネットへの接続が可能なPCをご持参ください。事前のお申し込みは不要です。ログイン名の登録がお済みでない方は、当日の設定を受け付けます。

コンピュータ将棋協会の例会には、コンピュータ将棋協会の会員であれば(選手権出場により会員資格を得た場合を含め)どなたでも事前申込なしに参加していただけます。入会につきましては、こちらをご参照ください。

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第2期電王戦は1日制二番勝負、「電王戦合議制マッチ」も開催

昨日行われた第2期叡王戦本戦組み合わせ抽選会にて、叡王戦の本戦トーナメント組み合わせが決まるとともに、第4回将棋電王トーナメントの全出場ソフト発表されました。ほか、第2期電王戦の対戦形式とスペシャルイベントの開催も公表されました。

第4回将棋電王トーナメント前回から大幅増の全38チームのエントリーとなり、上位争いはさらに激戦となりそうです。賞金総額550万円のビッグトーナメントであること、優勝ソフトには電王の称号と電王戦への出場権が与えられる点は、前回と同じです。

その第2期電王戦は、第1期の2日制二番勝負から1日制二番勝負に変更されました。2日制が異例でしたので、普通に戻ったともいえます。叡王戦の優勝者が棋士代表「叡王」として出場する点は前回と同じ。

また、今年の実験的スペシャル企画として、電王戦合議制マッチが大晦日に行われます。これは一昨年の大晦日に行われた電王戦リベンジマッチ 森下卓九段 vs ツツカナの続編ともいうべきもので、このときの継ぎ盤対局を棋士チームとコンピュータ将棋チームの3対3対戦に発展させた対局。「合議」で1局の将棋を争います。もっとも棋士チームは継ぎ盤を使って3人で話し合って指し手を決める文字通りの合議なのに対し、コンピュータ将棋チームは多数決で指し手が決まることになりそう。棋士チームは森下卓九段と他2名の棋士(未定)。一方のコンピュータ将棋チームは第3回将棋電王トーナメントの上位からPonanzanozomi大樹の枝の3ソフトの出場がすでに決まっています(大樹の枝は今年は浮かむ瀬に名を変えています)。詳細ルールは後日発表のようです。

2年前のリベンジマッチは、 Read the rest of this entry »

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第4回電王トーナメント参加募集開始、電王戦出場権を争う

第4回「将棋電王トーナメント」エントリー受付

今週、第4回電王トーナメント参加申し込み受付ルールの公開とともに開始されました。今年は開催日程が10月8日(土)〜10日(祝)と昨年より1ヶ月以上早まっており、そのため来月22日(月)には申込〆切がやってきてしまいますので、出場予定の開発者の皆さんは申し込みと開発をお忘れなく。

今年の第1期電王戦4月5月に対局が行われる二番勝負形式(2日制)で、2局ともPonanza山崎隆之叡王に勝ちました。この二番勝負をもって、新しく2015年に始まった叡王戦電王トーナメント電王戦の3つの棋戦セットが行われるシーズンが終了しています。今年の第4回電王トーナメントも、この棋戦セットのひとつとして行われます。プロ棋士の棋戦である第2期叡王戦はすでに始まっており、現在段位別予選開催中、8月には本戦トーナメント出場棋士が出揃うと思われます。今期は、第1期の出場を見送った羽生善治三冠(棋戦内の肩書は九段)が出場しており、すでに九段戦トーナメントを勝ち抜いて本戦進出決定、今期の最大の注目棋士といえます。

第4回電王トーナメントは、この第2期叡王戦に優勝し第2期叡王の座に就いたプロ棋士への挑戦権の争奪戦を兼ねています。そして電王トーナメント自体も1位〜5位の賞金総額550万円の高額賞金棋戦です。統一されたハードウェアを用いた純粋なソフトウェアの勝負となる点(ハードは現時点では未発表)など、世界コンピュータ将棋選手権と少し異なる特徴を持ちますが、今やコンピュータ将棋の開発者になくてはならない重要な棋戦です。1チームでも多くの出場者が最高レベルの対局を繰り広げることを、当ブログも期待しております。

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コンピュータ将棋協会7月例会のお知らせ

7月のコンピュータ将棋協会例会(隔月)は通常どおり第2土曜日に開催されます。

世界コンピュータ将棋選手権のルールについては、今年は順位辞退といった難しい出来事も生じました。ライブラリルールやフィッシャークロックルールなどについてのさまざまなご意見もおありかと思いますので、ご意見のある方は例会の席にて表明していただきたいと思います。必要に応じて、運営側の考え方や議論なども例会の席にて交わしたいと考えています。

対局サーバテスト選手権と同じフィッシャークロックルール)への参加をご希望の方は、将棋プログラムがインストールされた、イーサネットへの接続が可能なPCをご持参ください。事前のお申し込みは不要です。ログイン名の登録がお済みでない方は、当日の設定を受け付けます。

コンピュータ将棋協会の例会には、コンピュータ将棋協会の会員であれば(選手権出場により会員資格を得た場合を含め)どなたでも事前申込なしに参加していただけます。入会につきましては、こちらをご参照ください。

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