Archive for コンピュータ

主人公はコンピュータ将棋開発者、映画「AWAKE」あす封切り

主演の吉沢亮さんが演じる清田英一は、コンピュータ将棋の開発者。恐らく史上初となる主人公の映画AWAKE(監督・脚本:山田篤宏)が、あす12月25日(金)に全国の映画館でロードショーを迎えます。池袋HUMAXシネマズでは初日舞台挨拶が行われます。

あらすじなどの情報は、AWAKE公式サイトなどをご覧ください。長年のコンピュータ将棋ウォッチャー、ドワンゴ主催の電王戦を見ていた方は思い出す名前でしょう。将棋棋士になる夢がついえ奨励会を退会した主人公はコンピュータ将棋の開発を始め、やがて開発者として棋士との戦いに舞い戻ることとなります…。

実話から着想を得た脚本が第1回木下グループ新人監督賞グランプリを受賞した本作、劇中ではコンピュータ将棋関係者の姿も見られるかもしれません。映画館へは、新型コロナウイルス感染防止対策をご準備のうえお出かけください。

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将棋世界新連載『コンピュータソフト「やねうら王」と行く藤井将棋観戦ツアー』

現在発売中の月刊将棋世界2021年1月号より、『コンピュータソフト「やねうら王」と行く藤井将棋観戦ツアー』という記事の連載が始まっています。第29回世界コンピュータ将棋選手権に優勝したやねうら王(評価関数: 水匠2)を解析に利用して、藤井聡太二冠王の指した棋譜を分析・解説するというものです。著者(ガイド)は谷合廣紀四段。棋士であると同時に東京大学大学院博士課程に在籍し、自動車の自動運転技術を研究する人工知能研究者です。

第1回の記事の題材に選ばれた一局は、今年6月4日に指された、(先)永瀬拓矢二冠(当時)-藤井聡太七段(当時)の第91期ヒューリック杯棋聖戦挑戦者決定戦。 Read the rest of this entry »

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初代電竜はGCT

第1回世界将棋AI 電竜戦は本日11月21日(日)に2日目が行われ、GCTA級リーグを6勝1敗2千日手、勝ち点7で1位となり優勝、規定により ”電竜” の称号を獲得しました。おめでとうございます。

B級リーグはDaigorilla∞koronプロジェクトが9戦全勝で並び、優勝決定戦が行われました。これに勝ったkoronプロジェクトがB級優秀賞を獲得しました。koronプロジェクトは若竜賞も獲得しました。

ほか、各賞については、公式発表をご覧ください。

本記事脱稿時点で表彰式が行われていますのでご覧ください。

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第1回世界将棋AI 電竜戦 1日目が終了、10チームがA級総当たりリーグへ進出

第1回世界将棋AI 電竜戦

追記 (2020/11/24): shotgun_sdt5についての記述の誤りがありました。コメント欄での指摘を受け、お詫びして訂正いたします。

第1回世界将棋AI 電竜戦はきょう1日目の10回戦を終了しました。順位はこちらにて発表されています。

1日目1位のみずうら王 with お多福ラボをはじめとする1日目の上位10チームが、2日目のA級総当たりリーグへの進出を決めました。11位以下のチームはB級リーグに進みます。あすの2日目は、A級の10チームによって優勝が争われますが、B級の優勝チームにも優秀賞が贈られるほか、各賞が用意されています。詳しくは電竜戦のページをご覧ください。2日目は各賞の行方にも注目が集まります。

全対局の棋譜は中継サイトの対局リストから閲覧できます。「基準ソフト」とされている第5回将棋電王トーナメント準優勝のshotgun_sdt5は1日目39位となっており、将棋AIの進化の勢いがまったく衰えていないことがわかります。あすの対局の中継もお楽しみください。

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世界将棋AI 電竜戦、来週に開催

世界将棋AI 電竜戦

来週11月21日(土)と22日(日)の2日間、オンライン将棋の世界大会「世界将棋AI 電竜戦」が開催されます。申込〆切は本日11月15日(日)となっておりますので、手続きがまだの方はお急ぎください。

世界将棋AI、とありますが、人間も参加可、合議も可、とフリースタイルの大会になっています。かつて毎年秋に行われていた将棋電王トーナメントが行われなくなり、現在は春の世界コンピュータ将棋選手権が年1回の主要な選手権となっていますが、それも今年は新型コロナウイルス (COVID-19) 感染拡大のため中止を余儀なくされました。一方、第30回世界コンピュータ将棋選手権の代替として世界コンピュータ将棋オンライン大会が急遽行われ、一応の成功をおさめたことから、有志により電竜戦実行委員会が発足。多数の参加者による4度の予行演習を経て、新たな秋の大会として電竜戦本大会の実現のはこびとなりました。

世界将棋AI 電竜戦には当協会も後援しています。持ち時間や手数制限など一部のルールが世界コンピュータ将棋選手権と異なっていますのでご注意ください。その他詳しい開催要領につきましては、電竜戦のページをご覧ください。4度の予行演習のときに指された対局の棋譜などもそちらのページで見ることができます。

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