Archive for 将棋

ゲームプログラミングワークショップ2011 参加申込〆切迫る

今年のゲームプログラミングワークショップ(GPW-11)は、11月4日(金)~6日(日)と、昨年来よりもやや早めに開催されます。そのため申し込み〆切も10月28日(金)と早くなっています。申し込みがまだの方はお早めに。今年のプログラムも、各種ゲームプログラミングの最新研究をはじめ、”Watson” 開発者の招待講演、人間vsコンピュータ将棋のイベント(古作登氏&篠田正人氏 vs あから1/100のリベンジマッチ)、パーティ、各種コンピュータ大会など盛りだくさんです。

…そういう当ブログ主も実はまだ申し込んでいません。私事ながら今年は多忙でフル参加できそうもありません。土曜日に駆けつけて何とか恒例のGPW杯将棋をひと晩に縮小して開催したいと考えておりますが、これも過大な期待はしないでください。5五将棋と9×9囲碁は行われるはずですので、夜の楽しみは尽きないと思います。

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世界コンピュータ将棋選手権戦記2011

遅ればせながら、第21回世界コンピュータ将棋選手権の各出場者がネットで公開している自戦記を表にしてみました。皆さんもぜひご一読を。選手権直前にお知らせしたときにはなかった新しいサイトも含まれていますので、コンピュータ将棋開発者サイト一覧としてもご利用いただけると思います。この中にないサイト、もしくは自戦記をご存じの方は、当ブログまでお知らせください。

総合順位参加者名選手権戦記
優勝ボンクラーズブログ記事: 大会を終えて優勝だん
準優勝Bonanza
4位激指
5位ponanzaブログ記事: May 05(Thu), 2011May 06(Fri), 2011
6位GPS将棋ブログ記事: クラスタ探索世界コンピュータ将棋選手権
7位Blunderブログ記事: 二次予選行ってきました決勝戦行ってきましたBlunder選手権バージョン
8位YSS(blog)
9位芝浦将棋ブログ記事: 2日目を終えて
11位大槻将棋
12位ツツカナ
13位misakiブログ記事: 2011-05-052011-05-06
14位「棋理(遠見)」開発日記
15位Sunfish(blog)ブログ記事: 予選全勝通過第21回世界コンピュータ将棋選手権 結果古かった..。WCSC2011版バイナリそういえば
16位WILDCATブログ記事: ボンクラーズ優勝
17位奈良将棋
18位柿木将棋
19位うさぴょん(blog)ブログ記事: 第21回世界コンピュータ将棋選手権に参加してきました。
20位人生送りバント失敗ブログ記事: 第21回世界コンピュータ将棋選手権
21位なのはブログ記事: それはとっても嬉しいなって
22位まったりゆうちゃん
23位きのあ将棋
24位山田将棋第21回世界コンピュータ将棋選手権
25位臥龍(blog)ブログ記事: 一次予選通過二次予選終了
26位隠岐
27位Haskell将棋ブログ記事: 選手権の1次予選
28位白砂将棋
29位ym将棋ブログ記事: 2011-05-04
30位なり金将棋
31位無明2
32位Tohu
33位さわにゃんRLブログ記事: 2011-06-29
34位STR

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「戦略的なアマトップ合議はコンピュータに勝てるか?」あす開催

コンピュータ将棋『アマ強力タッグvs最強コンピュータ』

先月お知らせした特別企画「戦略的なアマトップ合議はコンピュータに勝てるか?」が、あす7月24日に開催されます。アマチュア強豪のペアとコンピュータ将棋の対局2局の詳しい内容はこちらをご覧ください。ペアが会話を交わさずに交互に指すいわゆる「ペア将棋」や「ペア碁」と違って、アマチュア強豪はすべての手を2人で合議して決めることができますので、かなり強力です。

対するコンピュータは当初の予定からやや変わり、第21回世界コンピュータ将棋選手権準優勝のBonanzaと、あから2010のハードウェアをマルチコア1台にした「あから1/100」が1局ずつ対局します。2局目は合議対決ということになりますが、人間とコンピュータのそれぞれの秘術が期待できそうです。

予告されていたニコニコ生放送での中継は放送時刻がすでに決まっていますので、ニコニコ動画の会員の皆様はご確認を。現地観戦される方やご用がおありの方は上記リンクからタイムシフト予約もできます。恒例となった人間とコンピュータのエキシビション対局の新しい形が、どのような技術と示唆をもたらしてくれるか、注目しましょう。

なお、観戦者の事前申込は終了していますが、若干の当日席があるようですので、申し込み忘れた方は会場へお早めに。

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将棋世界7月号に選手権の記事

将棋世界 2011年 07月号 [雑誌]



月刊将棋世界7月号にて、第21回世界コンピュータ将棋選手権の紹介記事が掲載されています。連載「コンピュータは七冠の夢を見るか?」は好評のうちに連載を終了しましたが、記事は昨年の第20回世界コンピュータ将棋選手権と同じ松本哲平さんによる10ページの濃密な内容です。

現在の世界コンピュータ将棋選手権は、開発者が集う対局場、プロ棋士による解説会場、インターネットでの棋譜中継ブログUstreamによる対局場の映像配信と実に多面的になっており、記事中にも所狭しと各現場のエピソードが詰め込まれています。そして今年はさらにニコニコ生放送による映像中継が行われました。多数の視聴者コメントで盛り上がったニコ生も外せないということで、スタジオ解説を担当した西尾明六段のコミカルなエピソードも紹介されています。そしてもちろん、レベルが向上し続ける対局の内容も紹介しなければならない、ということで、とにかく高密度な記事になっています。近年普及したクラウドコンピューティングの技術についても書かれています。

コンピュータ将棋に詳しくない方々にはむろんのこと、開発者の皆さんや、大盤解説会に足を運ばれた熱心な将棋ファンの皆さんにも、立ち会えなかった現場を知るためにも一読をお奨めします。棋譜中継ブログニコ生のタイムシフト録画を見ながら記事を通じて往時の激闘を反芻する、というのも楽しみ方のひとつではないでしょうか。

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今年のエキシビション対局は人間が合議

毎年何らかの形で行われている、人間のエキスパートプレーヤーと世界コンピュータ将棋選手権上位者との間で行われているエキシビション対局。今年は、2人のアマチュア強豪が合議でコンピュータ将棋と対局することになりました

今回、人類代表を務める古作登さん篠田正人さんは、ともに研究者にして全国に名が轟く将棋のアマチュア強豪。同時に、かつての月刊将棋世界の連載記事「コンピュータ将棋は七冠の夢を見るか?」にて、「清水市代女流王将vs.あから2010」では人間がどのような戦略に基づいてコンピュータ将棋と戦うべきか、詳しくコメントされたお2人です。プロ棋士を含めた数々の強豪の中でも、このお2人ほど数多くコンピュータ将棋と対局し、その強みと弱点を知り尽くしている棋客は他にいないでしょう。世界コンピュータ将棋選手権も今年を含めて何度も現地観戦されていますから、コンピュータ将棋開発者の間でもお馴染みです。

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