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第21回世界コンピュータ将棋選手権、5チームが二次予選突破

第21回世界コンピュータ将棋選手権は2日目も無事終了。24チームが争う5つの決勝リーグ進出枠は、BonanzaボンクラーズponanzaYSSBlunderの順に占められました。

対局の内容については、棋譜ライブ中継サイトをご覧ください。初日に続いて2日目も多数のTwitterのつぶやきが集まっています。2日目は対局場にて勝又清和プロ六段篠田正人元アマ竜王による開発者向け解説会が行われ、そのハイレベルな内容の一端がコンピュータ将棋選手権ネット中継ブログで読めます。Ustreamでもその熱気が伝えられていたものと思います。

2日目も初日に続いて大きな運営トラブルは避けられ、順調にスケジュールが消化されました。最終日のきょうはいよいよ雌雄を決する8チーム総当たりの決勝リーグ。現地解説会場に是非足をお運びください。またニコニコ生放送にて解説会を試聴可能ですので(Ustreamは対局場の中継)、ニコニコ動画のサイトに記載されている情報をご確認ください。ニコニコ生放送はタイムシフト予約も可能ですので、現地解説会へお出かけの方も是非。

最後に、2次予選の最終順位順の結果をどうぞ(5/8追記: 画像から表に置き換えました)。

5/15追記: 表の表記を見直しました。今まで一部のブラウザで大きく異なる表示になっていましたが、現在は多くのブラウザでほぼ同様に表示されるようになっていると思います。

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第21回世界コンピュータ将棋選手権開幕、10チームが二次予選進出

第21回世界コンピュータ将棋選手権は1日目が無事終了し、10チームが1次予選を通過しました。

今回は本番直前になって出場を辞退するチームが多く、1次予選は20チームで10の予選通過枠を争うという、例年よりやや競争率の低い争いとなりました。大震災の影響も大きかったのかもしれません。とはいえ予選通過が楽になることは決してなく、昨年よりもさらにレベルの高い争いとなりました。結果は初出場のSunfish、人生送りバント失敗の2チームになのはを加えた3チームが初の2次予選進出、という新旧の取り合わせとなりました。

対局の内容については、棋譜ライブ中継サイトをご覧ください。Twitterのつぶやきも初日から多く集まっています。コンピュータ将棋選手権ネット中継ブログは今年も対局場の映像や熱気を伝えています。5月5日に予定されているニコニコ生放送の情報もニコニコ動画のサイトに記載され、期待が高まりつつあるようです。

また、いつも悩まされるネットワーク関係のトラブルは今年の初日はほぼ皆無で、実にスムーズに運営することができました。すっかりネット中継がおなじみになった本選手権では、参加者のネットワーク技術も確かなものになっているようです。

きょうはさらにハイレベルかつ過酷な2次予選。戦いは過熱する一方です。

最後に、1次予選の最終順位順の結果をどうぞ(5/8追記: 画像から表に置き換えました)。

5/15追記: 表の表記を見直しました。今まで一部のブラウザで大きく異なる表示になっていましたが、現在は多くのブラウザでほぼ同様に表示されるようになっていると思います。

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きょうから第21回世界コンピュータ将棋選手権

きょうから、第21回世界コンピュータ将棋選手権が始まります。


より大きな地図で 早稲田大学 国際会議場 を表示

東日本大地震の影響が心配されましたが、予定どおり開催されます。会場は2年ぶりとなる早稲田大学国際会議場で、上はその地図です。一昨年と異なり、5月5日の最終日決勝リーグの日には国際会議場内の井深大記念ホールにて一般公開の解説会が行われます。入場無料、事前申込不要ですので皆様お誘いあわせの上ご来場ください。上の地図にて、最適な最寄り駅をお探しください。

来場されない方には、今年はニコニコ生放送にて最終日決勝リーグの生中継があります。こちらの試聴にはニコニコ動画の無料の会員登録が必要になりますのでお忘れなく。会員登録があればニコニコ生放送にて満席になるまで無料で試聴できますが、確実に見たいという方はプレミアム会員登録もご検討ください。

3日間の全局の棋譜については、もちろん今年もインターネットライブ中継があります。初日からの選手権会場の模様についても、例年どおりコンピュータ将棋選手権ネット中継にて垣間見られます。その他、見どころなど多くの情報については、案内ページにてご確認ください。

昨年からさらに強くなっている最先端のコンピュータ将棋の戦いをお楽しみください。そして、もしも最強のコンピュータ将棋がトッププロ棋士に挑んだら…など、さまざまな想像をめぐらせつつ観戦されてはいかがでしょうか。

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コンピュータ将棋開発者のサイト 2011年版

あすから第21回世界コンピュータ将棋選手権が始まります。以前、コンピュータ将棋開発者が公開しているWebサイトのリストを当ブログに載せましたが、その後の変更や追加分を以下に掲載いたします。世界コンピュータ将棋選手権では以前から出場者のサイトへのリンクを紹介しており、今回も参加チーム表インターネットライブ中継のページで確認することができますが、ここでは当ブログの独自調査に基づき、参加チーム申告分以外のサイトや参加者以外のサイトも含めています。

多くのコンピュータ将棋開発者がホームページやブログを運営していることがわかります。特に世界コンピュータ将棋選手権の直前と直後には、幾多のドラマを垣間見ることができるでしょう。またホームページのないコンピュータ将棋も含め、第21回世界コンピュータ将棋選手権参加チーム表から全チームのアピール文書を閲覧することができますので、こちらもぜひお読みください。

なお、日本でも広く普及しているTwitterについても、多くのコンピュータ将棋開発者がアカウントを利用していることがわかっていますが、こちらはコンピュータ将棋開発者であることの公表なしに使われていることが多いことに配慮し、今回はリストアップを見送りとさせていただきます。ご了承ください。

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誤りや抜けがありましたら、コメント欄にてご指摘いただけますと幸いです。

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第21回世界コンピュータ将棋選手権はニコニコ生放送で

第21回世界コンピュータ将棋選手権が、いよいよ16日後に迫ってまいりました。今回は5月3日~5日の通常の5月3連休に行われます。今年は、5月5日の決勝リーグの模様が、ニコニコ生放送にて映像生中継されます。

東日本大震災によって数多くのイベントが中止に追い込まれましたが、第21回世界コンピュータ将棋選手権については障害を排して予定通りのスケジュールで行われます。今年は初のニコニコ生放送。映像の生中継自体はすでに過去の選手権でも行われていますが、今回はニコニコ動画の特長である多くのコメントが生放送画面に流れることが期待されます。

観戦のご案内はこちらです。棋譜のライブ中継なども、これまでの選手権と同様に行われます。

今回の会場は、一昨年の第19回選手権の会場と同じ、早稲田大学国際会議場です。


より大きな地図で 早稲田大学 国際会議場 を表示

5月5日の決勝リーグは、これまた例年通り、現地にて大盤解説会が開かれます。一昨年の同会場では現地観戦にかなりの制限が加わってしまいましたが、今回は井深大記念ホールを解説会場とし、多くの一般参加が可能になったため、事前申し込みも一切不要でご来場いただけることになりました。

先日行われたコンピュータ将棋オープン戦、また最近のfloodgateでも、コンピュータ将棋が引き続きその強さを増していることが示されています。世界コンピュータ将棋選手権、今年も必見です。

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