Archive for 将棋

1次予選終了 – 第20回世界コンピュータ将棋選手権

第20回世界コンピュータ将棋選手権は1日目が無事終了し、10チームが1次予選を通過しました。

今年の1次予選の特徴は、千日手引き分けが多かったこと。なぜ多かったかは、ライブ中継のページにて結果を含め棋譜をご覧ください。ただし、その特徴ゆえに一部棋譜がライブ中継されなかったものもあります。この千日手の多さが悲喜交々のドラマを生みました。ライブ中継では、コンピュータ将棋オープン戦と同じようにTwitterのつぶやきを集めてみました。さまざまなアイコンのつぶやきをいただいています。初日でこれだけ多彩な声があれば、2日目、3日目も楽しみですね。話題の中心もTwitterでチェックされるとよいでしょう。

また、コンピュータ将棋選手権ネット中継ブログでも、動画ライブ中継をはじめ色とりどりの場面が見られます。現場でのさまざまな個性が垣間見えますね。

今年もまたいくつかトラブルに見舞われていますが、参加者の皆さんのフェアプレイ精神に支えられ、進行することができました。ドラマと個性の1次予選は終わり、明日はレベルの高さと戦いの苛烈さに圧倒される2次予選。ますます目が離せません。

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5月2日から第20回世界コンピュータ将棋選手権

第20回世界コンピュータ将棋選手権が、いよいよ4日後に迫ってまいりました。今年は例年と異なり、5月2日~4日に行われます。決勝リーグが行われる4日には大盤解説会が開かれます。←詳しくはリンク先をご覧ください。今年はこちらのご案内ページが当ブログよりもずっと気合入ってます(笑)。


より大きな地図で 電気通信大学西9号館 を表示


より大きな地図で 電気通信大学西9号館 を表示

地図は、ご案内ページもしくは上の地図のうちわかりやすい方をお使いください。こちらの地図では、ピンマークをクリックして乗換案内をご利用されるとよいでしょう。

昨年は会場の都合から、解説会への入場に制限がかかってしまいましたが、今年は制限なし・無料・選手権後の懇親会への当日申し込みも可、ということで、皆様ぜひお越しください。東京近郊にお住まいの方なら、当日ふと思い立ってご覧になることも可能でしょう。素晴らしい戦いをともに堪能いたしましょう。

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第14回コンピュータ将棋オープン戦はボンクラーズが優勝

先日お知らせした、第14回コンピュータ将棋オープン戦は、ボンクラーズが4戦全勝で優勝しました。おめでとうございます。

棋譜はライブ中継サイトで、Twitterコメントとともに見ることができます。

今回はアマチュア強豪の今泉健司さんが参加されました。その今泉さんをGPS将棋が破ったときには、Twitterでも感嘆の声が上がりましたが、そのGPS将棋も2敗してしまうという非常にハイレベルなオープン戦でした。このオープン戦は人間の参加も歓迎しておりますので、この恐怖のリーグに参加されたい方は、来年2月に次回が行われる予定の次回オープン戦をお待ちください。

コンピュータ将棋も前哨戦を終え、来月はいよいよ第20回世界コンピュータ将棋選手権。今日の内容を見て、ますますそのレベルの高さが期待されます。

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日本将棋連盟への挑戦状

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今秋、プロ棋士とコンピュータ将棋の公式対局の開催が決まりました。情報処理学会による並列計算機での合議アルゴリズムの挑戦を、日本将棋連盟の代表として清水市代女流二冠が受けて立ちます。

プロ棋士とコンピュータ将棋の対局は、2007年3月の渡辺明竜王Bonanzaの対戦以来3年ぶり。また女流棋士とコンピュータ将棋の対局は、2006年1月の岩根忍女流ニ段激指以来4年ぶりです。コンピュータ将棋としては、3年前に渡辺竜王に敗れたときの、日本将棋連盟の女流棋士としては、4年前に激指に敗れたときの雪辱を果たしたいところでしょう。詳しくは、情報処理学会プレスリリース(上の挑戦状にもリンクしています)、および日本将棋連盟プレスリリースをご覧ください。

4/3(土)追記: 挑戦状に関するFAQによれば、合議の実験に参加するコンピュータ将棋としてGPS将棋Bonanza激指YSSTACOS柿木将棋の名前が挙がっています。せっかくですので、リンクしておきます。

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第14回コンピュータ将棋オープン戦 参加者募集のお知らせ

第14回コンピュータ将棋オープン戦が4月4日(日)、インターネットにて行われます。今回は第13回コンピュータ将棋オープン戦に続く、第20回世界コンピュータ将棋選手権直前のオープン戦です。

これまでのオープン戦と同様、腕試し、プロトコル実装の確認、飛び入り参加を歓迎いたします。参加資格はCSA サーバ プロトコルに対応していることで、人間が手動操作で参加することもできます。その場合、高田淳一さんが公開しているJava Appletや、将棋GUIソフト「将棋所」などが利用できます。これ らのソフトはfloodgateに も対応していますので、人間として参加されたい方は、この機会に練習を兼ねてfloodgateにも チャレンジされてはいかがでしょうか(人間参加には、ログイン名のガイドラインが示されています)。

参加費はもちろん無料。 オープン戦の模様は、いつも通りネッ トライブ中継される予定です。 詳細な手続きや日程などについては、こちらをご覧ください。ネット ワークの状態によっては、時間切れ負けが不可避な場合も生じえますが、ご了承ください。多数のご参加をお待ち申し上げております。

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