コンピュータ将棋協会7月例会のお知らせ

コンピュータ将棋協会7月例会が、今週末に開催されます。

今回は、アマチュア将棋界を代表するお2人の強豪、清水上徹さんと、加藤幸男さんをお招きする予定です。清水上さんは、情報処理学会全国大会での激指との特別対局とパネル討論、加藤さんは、第16回第17回世界コンピュータ将棋選手権にて優勝者とのエキシビション対局、という形で、すでにコンピュータ将棋への貢献があることは、すでに周知のことでしょう。また、昨年のボナンザ発売記念イベントではお2人揃って記念対局に臨んでおられます(対局は、すべて清水上さん、加藤さんの勝利)。
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十八世 “人間” 名人

2年前の2005年、第3回国際将棋フォーラムにて、コンピュータと人間の名人との記念対局が行われました。コンピュータは、同フォーラム内で開催された第3回コンピュータ将棋王者決定戦に優勝したYSS。優勝決定戦となった第6回戦で終盤に大逆転勝ちを収めての対局資格獲得でした。そのYSSを角落ちの上手として迎えたのが、当時在位3期目の森内俊之名人でした。

YSSのコンピュータワールド全開の指し回しに戸惑いを覚えたものの、手厚く貫禄を見せつけた森内名人は、その後昨年に続き今年も名人位を防衛十八世名人は、公の場で当代トップクラスのコンピュータに大駒を落とした、恐らく最後の人間になるであろう人が、就位することになりました。おめでとうございます。
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遅延評価とアルファベータ枝刈り

少し前にFPGAで将棋プログラムを作ってみるブログにて、たらいまわし関数が採り上げられていました。最近ときどき話題にのぼるたらいまわし関数ですが、激指のY山さんのような並列処理のテストよりも、関数型言語による遅延評価やラムダ式の説明などで見かけることが多そうです。ブログ記事でもLispの話は出てきますけれど。

たらいまわし関数に遅延評価(lazy evaluation)を適用すると、
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東洋経済: コンピュータ将棋の10年後

週刊東洋経済6月23日号(2007年6月18日発売)の特集「10年変化」の予測のひとつとして、「コンピュータがプロ棋士を凌駕する」が挙げられています。

目次には、人工知能の大躍進と書かれていますが、見開き2ページの記事の大半はコンピュータ将棋に絞った専門的な内容です。10年後の社会の変化を予測した特集のトリを飾るこの記事は影の目玉であり、娯楽的な興味と学術的な意義をバランスよく説いた内容になっています。

人工知能の研究対象としてのコンピュータ将棋は、膨大なデータを集めての統計処理の成果、そして、コンピュータと人間との関係を再定義するための壮大な実験、とまとめられています。個人的には、コンピュータ将棋が人工知能の成果と評価してもらえるかどうか、期待と不安が混じりますが、将棋というtestbedを超えた希望は是非とも広く共有したいものです。とにかく記事をご一読ください。

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第12回コンピュータオリンピック・アムステルダム大会

オランダで開催中のICGAトーナメント・アムステルダム 2007(6/11~18)にて、コンピュータゲームズワークショップ2007第15回世界コンピュータチェス選手権とともに、第12回コンピュータオリンピック(Computer Olympiad)が併催されています。将棋部門をはじめいくつかの種目は終了しており、将棋はプレーオフの末、TACOSが金メダルを獲得。棋譜はまだ公開されていないようです。

コンピュータにとって将棋よりも難しいとされる囲碁では、MoGoCrazy Stoneのモンテカルロ・シミュレーション勢が金・銀を占めました。よく見ると9路盤だけでなく19路盤でもモンテカルロアルゴリズムが多数派になっています。9路盤部門Steenvreterという新顔が金メダルを獲得していますが、こちらもモンテカルロ囲碁のようです。

コンピュータ囲碁の彩も手がけているYSSの山下宏さんは、モンテカルロ囲碁はかなり有望、と早くから予言していましたが、その通りになってきました。

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