梅田望夫氏が読み解く人間の戦い、コンピュータの戦い

渡辺明竜王羽生善治名人が挑戦する第21期竜王戦の第1局が、今日からパリで行われています(ただいま1日目の昼食休憩が明けたところ)。そのネットでのライブ中継にて、リアルタイム観戦記梅田望夫氏が担当し、その中のエントリにて、渡辺竜王ボナンザとの対局を採り上げ、コンピュータ将棋について論じています。

梅田望夫氏といえば米国在住のIT企業コンサルタントにして執筆家、著名なブロガーでもあり、かつ熱心な将棋ファンとして多くのプロ棋士との交流でも知られている方ですね。梅田氏のライブ中継観戦記はこれが初めてではありませんが、今回はなんといっても永世位を争う空前のタイトル戦の開幕局、それも海外対局ということで、注目度が今までになく高いことは間違いありません。そんな中で、渡辺竜王を語る上での重要な要素としてコンピュータ将棋が挙がっているのですから、これは必読です。梅田氏ご自身のブログとも同時進行していますので、IT系の読者も多数この観戦記を目にすることでしょう。

表題からわかるように、エントリの主題は人間同士の戦いですが、コンピュータ将棋はもはやこの主題を語るに欠かせないものとなっています。ITのプロフェッショナルとして、人間とコンピュータの両方との戦いに立ち向かう渡辺竜王の姿勢と宿命を、力のこもった長文で伝えています。将棋ファンや関係者はもちろんのこと、コンピュータ将棋開発者にとっても、さまざまな思いや言葉が脳裏を巡らずにはいられない、そんな内容になっています。タイトル戦はまだ始まったばかりですから、まだまだコンピュータ将棋に関する新たな言葉が溢れてくるかもしれません。まずはご一読を。

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