ホームページやブログで将棋の図面を表示する方法としてもっとも多く使われているのは、将棋盤全体の画像ファイルを作成してページに挿入させる方法でしょう。あるいは盤面だけでなく棋譜も紹介するために、棋譜のテキストを併記するだけでなく、JavaアプレットやFlashアニメーションで駒を動かせるようになっているページもごく普通に見られるようになりました。古くから主流として使われている柿木将棋アプレットや勝田将棋盤などはJavaアプレットですが、kif2swfなどで作成されたFlashアニメーションも最近増えてきました。これらが当協会による世界コンピュータ将棋選手権ライブ中継を含む多くの対局中継サイトでも活躍していることは、すでに周知のことと思います。
上記の将棋図面の挿入には、Webサイトの作者がいくつかファイルを準備する必要がありますが、 サイト作成ツールが充実し、多数の画像ファイルに彩られたブログが珍しくなくなった現代では、それもさほど面倒なことではなくなったと思われます。今後は、ブログに貼り付けられるウィジェット(和製英語でブログパーツ)としても、今後いろいろな形の将棋の表現が普及するのではないかと思われます。
そんな時流に逆らうかのように、あえて外部のファイルを使わず、(X)HTMLの中に将棋の図面を埋め込んでみたのが下の将棋盤リンク(表示されているのはサムネイル)です。ただし、残念ながらこの図を正常に閲覧できるブラウザは限られていますので、以下の説明をお読みになってからクリックしてください。下の図は、Mozilla FirefoxやOperaなどSVGに対応している(比較的新しいバージョンの)ブラウザか、Adobe SVG Viewerプラグインがインストールされたブラウザでなければ正常に見ることができません。たとえば、デフォルトの状態のInternet Explorer(IE)などで下のリンクをクリックすると、「同意する/同意しない」などのメッセージが大量に出現する可能性がありますので、あらかじめご了承ください。