11月21日(土)〜23日(月、祝)に開催された第3回将棋電王トーナメントはPonanzaが優勝し、賞金300万円を獲得しました。2年ぶり2度目の優勝おめでとうございます。第3代電王となったPonanzaは、郷田真隆王将と山崎隆之八段との決勝三番勝負(12/6(日)、13(日)、20(日))を控えた第1期叡王戦の勝者と第1期電王戦二番勝負を戦うことになります。
今回はAperyがオープンソース化された影響が本格的に現れ、いきなり強い初参加チームが多く登場しました。しかし初日の予選リーグで上位だったシード組のうち3チームが2日目の決勝トーナメント準々決勝で敗れるなど一発勝負ならではの波乱の展開となり、ベスト4にはすべて出場2回以上のチームが残りました。そして、3局同時対局という従来にない方式で行われた準決勝と決勝をそれぞれ3勝・2勝1敗で勝ち抜いたPonanzaが優勝、nozomiが準優勝、3位決定戦を2勝1敗で制した大樹の枝(=Apery)が3位、超やねうら王が4位となりました。
準々決勝で敗れた4チームで争われた5位決定戦は、初出場の技巧が制しました。プロ棋士との対局に進出するチームは1チームに減りましたが、5位まで賞金が与えられるのは前回までと同様です。