第20回世界コンピュータ将棋選手権は、ライブ中継のページ、コンピュータ将棋選手権ネット中継ブログにて報じられたとおり、激指が2年ぶり4度目の優勝。3日間の詳細は上記ページをご覧ください。
激指は、優勢を着実に拡大する安定感と、苦しい将棋でも相手に容易に決め手を与えないしたたかさを見せつけました。準優勝の習甦は、2次予選の第4局で稲庭将棋のスペシャル戦法に敗れた時点で1勝3敗と予選敗退の崖っぷちに追い詰められた直後から決勝第4局まで9連勝する逆襲を見せ、最後まで優勝争いに加わりました。前回覇者のGPS将棋は、激指にこの日唯一の黒星をつける一方、習甦とボンクラーズに敗れ3位。ここまでが次回の決勝リーグ出場権を獲得しました(2次予選への参加が免除されます)。
ボンクラーズはGPS将棋と同じく2敗ながら、勝った相手の総勝ち点数1差で4位。Bonanza Felizは2度のトン死負けが響き5位。6~8位の大槻将棋、芝浦将棋、YSSは、あらゆる点数が同じ(いわゆる三すくみの状態)だったため、予選順位が最終順位順に引き継がれました。
将棋の内容は前回よりもさらにレベルアップし、勝又六段や広瀬五段も解説に戸惑うような、時に難解な、時にミステリアスな場面が多く見られました。ますます「コンピュータ将棋の解説にコンピュータ将棋の助けが欲しい」という実感が増しました。Twitterからも、おびただしい数の声が寄せられました。
最後に、決勝リーグの最終順位順の結果をどうぞ。皆さん、お疲れさまでした。
Tweets that mention コンピュータ将棋協会blog » 第20回世界コンピュータ将棋選手権者は激指 -- Topsy.com said
[…] This post was mentioned on Twitter by mtmt81, 山田 剛. 山田 剛 said: http://u.nu/22b29 日付を編集して5/4のうちに書いたことにしているのですが、フィードの日付は実時間がついているようです。皆さん […]