情報処理Vol.55 No.8「第3回将棋電王戦を振り返って」

情報処理 2014年08月号


ひと月遅れになってしまいましたが、情報処理学会会誌2014年08月号に掲載された11ページ記事「第3回将棋電王戦を振り返って」を紹介します。記事には、第3局に勝利した豊島将之七段による自戦解説と、MVPを獲得した習甦の開発者の竹内章さんによる非線形評価関数の改良についての技術解説があります。解説中、豊島七段自身をはじめとするプロ棋士や電王戦の観戦者の意見は、コンピュータ将棋への一般的な評価とはひと味異なるものが多く、コンピュータ将棋開発者や将棋ファンにとっても示唆に富んでいるといえます。

加えて、第3回将棋電王戦や今期の名人戦の結果など最新に近いデータを反映させ回帰分析によってプロ棋士とコンピュータ将棋の強さを比較推定した記事では、人のトップとコンピュータの実力がいよいよ接近していることが数値で示され、「人間のトップがコンピュータに勝つのはまさに今しかない」と結論づけられています。

なお、本記事の紹介がびと月遅れてしまったため、すでに09月号も発行されています。そちらには第24回世界コンピュータ将棋選手権の紹介記事はなさそうですので、こちらは10月号を待つことになりそうです。

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