Archive for コンピュータ

電竜戦公式チャンネル開設記念対局、豪華キャストで放送

初期持ち時間90分、1手ごとに加算時間15秒のフィッシャークロック、という長時間対局が、2つのコンピュータ将棋、水匠とdlshogiとの間で、先手と後手を1局ずつ持って2局行われます。この模様は8月15日(日) 17:00から、電竜戦公式チャンネル開設記念番組としてライブ中継されます。

ライブ中継時の解説には阿部健治郎七段佐々木勇気七段の解説に加え、ゲストに渡辺明名人も加わる、なんと現役プロ棋士3人が登場する豪華キャストの番組となります。

さらに、この2局の観戦記を、「りゅうおうのおしごと!」の原作者で、多数の将棋関連の執筆やインタビュー記事でも知られるライトノベル作家の白鳥士郎さんがニコニコニュースにて執筆します。

世界コンピュータ将棋選手権よりも長時間の対局で、最高峰の対局を豪華解説陣とともにお楽しみください。電竜戦公式チャンネルに登録すると、対局2局のリマインダーを設定できます。

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第2回電竜戦TSECは水匠が総合優勝

一昨日の当ブログ記事にてお知らせした、第2回世界将棋AI 電竜戦TSECは昨日7月17日(土)20:00から本日18日(日)にかけてファイナル33回戦とB級リーグ33回戦が行われ、ファイナルは水匠、B級リーグそれぞれdlshogiが総合優勝しました。おめでとうございます。

詳細は第2回世界将棋AI 電竜戦TSEC 中継サイトの順位表欄と成績!欄をご覧ください。今回は指定局面のタイプを3つに分けた3部構成で、相振B級その他部門、相居飛車部門、対抗系部門のそれぞれでファイナルとB級リーグの11回戦ずつが夜を徹し行われる長丁場でした。第3部からは阿部健治郎七段の解説が加わったYouTubeライブも行われました。今でも放送!欄からのリンクからアーカイブが観られますので、ぜひご覧ください。

各部門の戦型や作戦に興味のある方は、中継サイトからたどれる各クラス各部門の順位表から棋譜をご堪能ください。人間の実戦に役立ちそうな戦法や指し手、また逆に人間にはとても真似できそうにない指し回しまで、幅広く楽しめると思います。

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第2回電竜戦TSEC、あすファイナル

追記 (7月18日(日)): 記事中の日付の曜日が当初間違っておりましたので、お詫びして訂正いたします。

第2回世界将棋AI 電竜戦TSECのファイナルが明日7月17日(土)20:00から夜を徹し明後日18日(日)にかけて行われます。TSEC (Top Shogi Engine Championship) は指定局面戦で行われる電竜戦。事前に当ブログにてお知らせし損なっていましたが、第2回TSEC予選ファイナル決定リーグは7月3日(土)〜4日(日)にすでに行われ、水匠名人コブラが33番局面・先後1局ずつ総計66局を戦う2チームだけのファイナル進出を決めています。また予選3位以下のチームはB級リーグに進みます。

電竜戦TSECの直前には、同日18:30からコンピュータ将棋の技術に関するYouTube講演も行われます。詳しくは以下のツイートのほか、電竜戦のブログ記事をご覧ください。

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第31回世界コンピュータ将棋選手権はelmoが2度目の優勝

新型コロナウイルス感染症 (COVID-19) の影響によりオンライン開催となった第31回世界コンピュータ将棋選手権は本日5月5日(水)に7回戦の決勝総当たりリーグ戦が行われ、elmoが5勝1敗1引分の成績をおさめて優勝、株式会社サードウェーブ提供のドスパラポイント50万円相当ほか各賞を獲得しました。elmo第27回選手権に続いて4年ぶり2度目の優勝となりました。開発者の瀧澤誠さん、おめでとうございます。

複数回の選手権優勝は第25回第26回優勝のponanza以来です。elmoは決勝リーグ初戦でPALに敗れ黒星発進となりましたが、その後勝ち星を積み上げ、先行するPALQugiyらを最後に抜き去りました。

以下、順位および各賞の受賞です。準優勝が常に優勝争いを主導したPAL。3位と4位にはともに初出場ノーシードのRyfamateQugiyが入り、それぞれ新人賞独創賞も併せて受賞しています。フロムスクラッチ賞習甦Noviceなのは柿木将棋CGPの順となりました。ほか、賞金等各賞は後日こちらに詳細な結果が掲載される予定です。

今回の選手権の内容は、第31回世界コンピュータ将棋選手権 ライブ中継で残された棋譜を今後もご覧いただけます。動画については、YouTubeライブで一次予選二次予選決勝の模様が放送された内容が現在も閲覧可能です。YouTubeライブには多くのコンピュータ将棋開発者が出演、また二次予選決勝の放送では、プロ棋士(日本将棋連盟理事の西尾明七段をはじめ、千田翔太七段遠山雄亮六段三枚堂達也七段)および著名アマチュア強豪による詳細な解説が観られます。加えて、コンピュータ将棋選手権ネット中継でも時々刻々と残された今回の選手権の記録を振り返ることができます。オンライン開催だったため「現地映像」に該当するものはありませんが、豊富なコンテンツが残っておりますので、ぜひじっくりとご堪能ください。

最後に、決勝リーグの最終順位順の結果をどうぞ。

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第31回世界コンピュータ将棋選手権二次予選、8チームが決勝リーグ進出

オンライン開催となった第31回世界コンピュータ将棋選手権は本日5月4日(火)に二次予選が行われ、30チームが8つの決勝リーグ進出枠を争いました。

二次予選は8勝1分の白ビールが1位、7勝をあげたDaigorillaEXとW@nderERがそれぞれ2位と3位、6勝をあげたelmoPALRyfamate大将軍が4〜7位、そして5.5勝の2チームからQugiyが8位に入り、二次予選通過を果たしました。うちRyfamateQugiyが一次予選から勝ち上がったノーシードで、ともに世界コンピュータ将棋選手権初出場です。

明日の決勝リーグは、本日に引き続き棋譜インターネットライブ中継と、YouTube配信(決勝リーグの中継はこちら)、コンピュータ将棋選手権ネット中継ブログの更新が行われます。Twitterアカウントも選手権の模様を伝えます。ハッシュタグは “#csalive” です。かつての電王戦が行われなくなった今、「プロも活用する将棋AI」という切り口で語られることが多くなり、その強さが測りづらくなったコンピュータ将棋、さまざまなメディアを活用して決勝リーグをご覧になって、その凄まじいレベルの高さをご堪能ください。

最後に、二次予選の最終順位順の結果をどうぞ。

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