Archive for コンピュータ

第28回世界コンピュータ将棋選手権開幕、8チームが二次予選進出

史上最多を更新する56チームが出場することになった第28回世界コンピュータ将棋選手権は5月3日(木)に一次予選が行われ、一次予選史上最多40チームがわずか8の予選通過枠を争いました。

上位20%しか通過できない狭き門を突破したのは、上位から順にPALHefeweizenNovice名人コブラS.S.E.ArgoCorse_IcSyodlshogiW@ndreの8チーム。うち初参加のチームが6チームと、ライブラリルールの普及もあって新勢力の台頭の著しさを示しました。

明日の二次予選は、この8チームと、一次予選をシードされた16チームの計24チームによって、明後日の決勝リーグへの進出枠8が争われます。

選手権のあらましと、ニコニコ生放送など他サイトのリンク、特設イベントについては、特設サイトをご覧ください。Twitterのつぶやきはハッシュタグ “#csalive” にて。

最後に、一次予選の最終順位順の結果をどうぞ。

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5月3日から第28回世界コンピュータ将棋選手権

第28回世界コンピュータ将棋選手権が、例年と同じく今年も5月3日〜5日の3日間に行われます。会場は直前2回と同じく、川崎市産業振興会館です。

今年は特設ページを是非ご確認ください。例年通りの棋譜インターネットライブ中継現地中継ブログへのリンクのほか、川崎市産業振興会館9階特設イベント会場にて行われるプロ棋士とコンピュータ将棋開発者陣による座談会と、こどもの日特別企画 ペア参加将棋大会 WITH COMPUTER(申込〆切は5月1日23時59分)の2つの現地イベント告知があります。ほか、棋力測定ゲームコーナーがあります。今回は、特設イベント会場内にて200インチスクリーンでのニコニコ生放送での実況が行われます。

例年通りニコニコ生放送にて2日目の二次予選3日目の決勝リーグが生中継されます。生放送の視聴やタイムシフト予約/視聴にはniconicoのアカウント、またはFacebook/Twitterのいずれかのアカウントが必要です。

近年の世界的な人工知能ブームは、このまま廃れることなく本格的な人工知能の時代を迎えることになるであろうと思われるまでに実社会に浸透しています。コンピュータ将棋も昨今の機械学習技術を取り込み、進歩の勢いが止まりません。さて、今年の覇者は?

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コンピュータ将棋協会blogをこちらに移転しました

諸事情により、コンピュータ将棋協会blogを、今この記事を表示しているURLに移転いたしました。

今後、トップページは

旧: http://www.computer-shogi.org/blog/

から

新: http://blog.computer-shogi.org

に変更されます。

当ブログをチェックされている皆様には、お手数ですが、ブックマーク等を上記の新URLに変更していただきますようお願いいたします。今後、新たな記事はすべてこちらに追加されます。

移転前のブログは当面残す予定ですが、今後更新されることはありません。一定期間経過後、閉鎖される予定です。

また、移転後のブログシステムは WordPress バージョン 4.9.5 となっております。

移転後も引き続き、コンピュータ将棋協会blogをよろしくお願いいたします。

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第28回世界コンピュータ将棋選手権 参加者募集中

2018年5月に開催される、第28回世界コンピュータ将棋選手権の参加者募集が開始されています。申込受付は来月1月末日までです。

時間ルールが初期10分、1手ごとに加算10秒の「フィッシャークロック・ルール」である点、会場が川崎市産業振興会館である点は前々回、前回と同じです。また、使用可能なライブラリの登録期限が募集期間中の1月15日である点も前回と同様です。

前回から変わった点のうち主なものを簡単に列挙しておきます。詳細は、参加者募集のお知らせをご確認ください。

  • 1次予選の対局数が1つ増え8回戦となります(ただし対局が予定時刻から遅れた場合は回戦数減となる可能性があります)。
  • シード権について、権利放棄を認めないものとし、また後継権の判定は運営委員会が行うようになります。
  • 「思考部」「開発部」の定義が変更されました。
  • アピール文書の規定が変更されました。

開催日時は5月3日(木、祝)〜5日(土、祝)です(曜日を除いて前回と同じ日付です)。
多数の参加者・観戦者をお待ちしております。

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第5回将棋電王トーナメント、平成将棋合戦ぽんぽこが初優勝

去る11月11日(土)、12日(日)に行われた第5回将棋電王トーナメントは、平成将棋合戦ぽんぽこが初優勝。第5期電王の称号と、賞金300万円を獲得しました。スタジオ・タヌキの皆さん、遅ればせながら、おめでとうございます。

トーナメントの結果と全棋譜は、対戦結果のページで見られます。今回の将棋電王トーナメントからは電王戦出場権争奪戦という要素こそなくなったものの、賞金総額550万円のビッグトーナメントである点は変わらず、出場チームは史上最多の42チームを数えました。準優勝は初出場のshotgun。通算3度のトーナメント優勝をおさめているPonanzaは3位。将棋電王トーナメントでは上位5チームの順位をノックアウト式で競うため毎回ドラマがありますが、今回は上位5チーム中4チームまでがノーシード枠(予選リーグ上位4チームがシード、下位8チームがノーシードです)からとなり、波乱の連続だったようです。

トーナメントの模様はニコニコ生放送のタイムシフト視聴で見られるほか(録画予約が必要)、優勝チーム準優勝チームのブログ記事、Twitterのつぶやきまとめその1その2その3などで垣間見えます。今回は大会後の参加者のソフトや評価関数、定跡などの技術公開が今までにもまして盛んに行われており、つぶやきまとめその3の後半などでその情報が見られます。さまざまな開発者が激烈な競争をしながらも技術は相互に採り入れ発展させていく、まさに切磋琢磨によるコンピュータ将棋の進歩はとどまるところを知りません。

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