Archive for コンピュータ

第14回コンピュータ将棋オープン戦はボンクラーズが優勝

先日お知らせした、第14回コンピュータ将棋オープン戦は、ボンクラーズが4戦全勝で優勝しました。おめでとうございます。

棋譜はライブ中継サイトで、Twitterコメントとともに見ることができます。

今回はアマチュア強豪の今泉健司さんが参加されました。その今泉さんをGPS将棋が破ったときには、Twitterでも感嘆の声が上がりましたが、そのGPS将棋も2敗してしまうという非常にハイレベルなオープン戦でした。このオープン戦は人間の参加も歓迎しておりますので、この恐怖のリーグに参加されたい方は、来年2月に次回が行われる予定の次回オープン戦をお待ちください。

コンピュータ将棋も前哨戦を終え、来月はいよいよ第20回世界コンピュータ将棋選手権。今日の内容を見て、ますますそのレベルの高さが期待されます。

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日本将棋連盟への挑戦状

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今秋、プロ棋士とコンピュータ将棋の公式対局の開催が決まりました。情報処理学会による並列計算機での合議アルゴリズムの挑戦を、日本将棋連盟の代表として清水市代女流二冠が受けて立ちます。

プロ棋士とコンピュータ将棋の対局は、2007年3月の渡辺明竜王Bonanzaの対戦以来3年ぶり。また女流棋士とコンピュータ将棋の対局は、2006年1月の岩根忍女流ニ段激指以来4年ぶりです。コンピュータ将棋としては、3年前に渡辺竜王に敗れたときの、日本将棋連盟の女流棋士としては、4年前に激指に敗れたときの雪辱を果たしたいところでしょう。詳しくは、情報処理学会プレスリリース(上の挑戦状にもリンクしています)、および日本将棋連盟プレスリリースをご覧ください。

4/3(土)追記: 挑戦状に関するFAQによれば、合議の実験に参加するコンピュータ将棋としてGPS将棋Bonanza激指YSSTACOS柿木将棋の名前が挙がっています。せっかくですので、リンクしておきます。

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第14回コンピュータ将棋オープン戦 参加者募集のお知らせ

第14回コンピュータ将棋オープン戦が4月4日(日)、インターネットにて行われます。今回は第13回コンピュータ将棋オープン戦に続く、第20回世界コンピュータ将棋選手権直前のオープン戦です。

これまでのオープン戦と同様、腕試し、プロトコル実装の確認、飛び入り参加を歓迎いたします。参加資格はCSA サーバ プロトコルに対応していることで、人間が手動操作で参加することもできます。その場合、高田淳一さんが公開しているJava Appletや、将棋GUIソフト「将棋所」などが利用できます。これ らのソフトはfloodgateに も対応していますので、人間として参加されたい方は、この機会に練習を兼ねてfloodgateにも チャレンジされてはいかがでしょうか(人間参加には、ログイン名のガイドラインが示されています)。

参加費はもちろん無料。 オープン戦の模様は、いつも通りネッ トライブ中継される予定です。 詳細な手続きや日程などについては、こちらをご覧ください。ネット ワークの状態によっては、時間切れ負けが不可避な場合も生じえますが、ご了承ください。多数のご参加をお待ち申し上げております。

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コンピュータ将棋が産んだ定跡

当ブログでは紹介するタイミングを逸してしまった感がありますが、最近とくにユーザが増えたTwitterにて、GPS将棋大槻将棋Bonanzaつぶやきが見られます(大槻将棋Bonanzaは最近お休み中?)。3者とも、プロの重要な対局がネット中継されている日に、実戦に沿った読み筋を披露すべく現れます。3月16日、17日に行われた第59期王将戦第六局でもつぶやいていたGPS将棋、初日に華麗な読み筋を披露しました。5手目に目を見張る手が現れます

この手は王将戦中継ブログ驚愕の手順として採り上げられました。手の意味が詳しく解説されていますので、中継のページで並べながらお読みください。

この手はタイトル戦の実戦では現れませんでしたが、この新手は今後のプロの将棋に大きな影響を与えそうです。 Read the rest of this entry »

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「コンピュータは七冠の夢を見るか?」第4回は探索

将棋世界 2010年 04月号 [雑誌]

月刊将棋世界の連載「コンピュータは七冠の夢を見るか?」の第4回は、探索をテーマとして4月号に掲載されました。実際の局面を例題にして、将棋を指す人がイメージしやすいように説明されているのはこれまでと同じ。コンピュータがどのように探索を実行するか、枝刈りの工夫や課題は、といった話題を採り上げています。

コンピュータ将棋が七冠の夢を見ている現代では忘れてしまいそうな、指し手を絞ることの難しさや、水平線効果が主題になっており、このあたりはコンピュータ将棋開発者ならおなじみの課題、といったところでしょうか。ところで、「パスによる枝刈り」はアルファベータ枝刈りのアルゴリズムが前提なのですが、今回の6ページにはその部分は含まれませんでした。このあたりは次回以降のお楽しみかもしれません。

コラムでは、マルチコアの技術が紹介されています。有名な「√N仮説」で並列探索の難しさが説明されていますが、最近はもっと効率を上げている、という声もあり、ここは議論を呼びそうです。

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