Archive for コンピュータ

あすから第19回世界コンピュータ将棋選手権

第19回世界コンピュータ将棋選手権は、いよいよ明日からです。


より大きな地図で 早稲田大学 国際会議場 を表示

今回初の会場となる早稲田大学国際会議場の周囲にはいくつか駅がありますが、いずれからも遠回りするように現地に向かう必要がありますので、参加者の皆さん、もしくは観戦者の皆さんは、道に迷わないよう、充分に事前確認のうえご来場ください。上記の地図の表示設定をいろいろと変え、また地図上のピンマークをクリックしてルート案内を表示するなどしてご活用ください。

なお今回は、会場の都合により、参加チーム関係者、当協会の会員、および事前に観戦を申し込まれた方のみ現地での観戦が可能となっておりますのでご了承ください。もちろんインターネットライブ中継は今回も行いますので、こちらは分け隔てなくお楽しみに。

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コンピュータ将棋開発者のサイト 2009年版

第19回世界コンピュータ将棋選手権まであと1週間(観戦申込は締め切っています)。この機会に、コンピュータ将棋開発者が公開しているWebサイトを、当ブログ主が把握している範囲でリストアップしてみました。

追記(4/28): takodoriさんからコメントで情報をいただいたサイトを加えました。また、将棋所を加え、将棋 Zのリンクを変更しました。

ホームページブログ
激指毎日が撤退戦
棚瀬将棋
Bonanza
YSSFPGAで将棋プログラムを作ってみるブログ
大槻将棋
奈良将棋
柿木将棋
棋理(←と同じ)「棋理(遠見)」開発日記
GPS将棋駒得少年の冒険
TACOS
K-ShogiSTUDIO-K PONTAの日記
SPEAR
みさき(←と同じ)小宮日記
マイムーブ(←と同じ)マイムーブ
A級リーグ指し手1号(←と同じ)A級リーグ指し手1号
きのあ将棋
Shotest
うさぴょん2「うさぴょん」「ねこにゃ」開発日記
あやまり将棋(←と同じ)あやまり+
WILDCAT(←と同じ)WILDCAT(コンピュータ将棋ソフト)
山田将棋
なり金将棋ななしとか
隠岐
HIT将棋 ver.0.44
ゆめき(←と同じ)ゆめき開発日記
臥龍「臥龍」開発メモ
ym将棋(←と同じ)ym将棋
白砂将棋
なのは(←と同じ)かずの心の贅肉
Tohu
デーモン将棋
GA将!!!(←と同じ)GA将!!! 作ってます
鈴木将棋
Blunder(←と同じ)aki.の日記
エデン(←と同じ)いつかはLispで将棋プログラミング
ponanza(←と同じ)毎日がEveryDay!
Tohske
謎的電棋(←と同じ)State of the Digital Shogics [最先端計数将棋学]
将棋所
将棋 Z家にかえりたい
BCM Shogi
Shogi Variants
Shogi For You and Me
Booze
GSHOGI
Shogi Viewer
Macshogi

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第12回コンピュータ将棋オープン戦はGPS将棋が優勝

先日お知らせした第12回コンピュータ将棋オープン戦は、前回に引き続いて4戦全勝のGPS将棋が優勝しました。おめでとうございます。強いですね。

オープン戦に関するブログ記事を挙げておきます。他にありましたら是非コメント欄へお知らせをお願いいたします。

文殊は第2局が敗戦扱いになっていますが、これは当協会の対局サーバの「空行を無視する」という実装が不完全だったことによるもののようです。すみませんでした。やはり修正しなければなりませんね。

第19回世界コンピュータ将棋選手権の前哨戦シリーズもこれにて終了。次の戦場はいよいよ東京・早稲田大学です。来月またお会いしましょう。

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第12回コンピュータ将棋オープン戦 参加者募集のお知らせ

第12回コンピュータ将棋オープン戦が4月5日、インターネットにて行われます。今回は、第19回世界コンピュータ将棋選手権の前哨戦第2弾。これまでのオープン戦と同様、腕試し、プロトコル実装の確認、飛び入り参加を歓迎いたします。

参加資格はCSAサーバ プロトコルに対応していることで、人間が手動操作で参加することもできます。その場合、高田淳一さんが公開しているJava Appletや、将棋GUIソフト「将棋所」が利用できます。参加費はもちろん無料。 オープン戦の模様は、ネットライブ中継される予定です。 詳細な手続きや日程などについては、こちらをご覧ください。ネットワークの状態によっては、時間切れ負けが不可避な場合も生じえますが、ご了承ください。

今回はお早めにお知らせするつもりでしたが、直前になってしまいました。多数のご参加をお待ち申し上げております。

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第3回E&Cシンポジウムでコンピュータ将棋の合議

エンターテイメントと認知科学研究ステーション第3回シンポジウムが、3/21(土)、22(日)の2日間に行われます。学術的な色彩の強いシンポジウムですが、週末の開催のうえ、多彩な発表・講演・懇親が行われ、かつ事前申し込み不要、参加費も無料で、多くの人々が楽しめるものになるのではないでしょうか。コンピュータ将棋の分野では、激指BonanzaAI将棋(YSS)新東大将棋(棚瀬将棋)による合議制将棋の対局セッションがあります。

昨日行われた当協会3月例会での研究発表によれば、コンピュータ将棋の合議システムとは、各局面での指し手を複数のコンピュータ将棋の多数決で決めるものです。各コンピュータ将棋が挙げた指し手のうち単独最多数の手がなければ、リーダーの指し手が選ばれます。この合議システムと、第64回学生名人戦準優勝者の谷崎生磨さん(東京大学2年)がシンポジウムにて公開対局します。

合議将棋と聞いて、コンピュータ同士のチームワークが本当にうまくいくの? と当ブログ主も思っていましたが、昨日の研究発表では確かな効果があることが示されています。もともとコンピュータチェスでも成果が出ていた研究のようです。コンピュータのCPUコア数が増えていくこれからの時代は、並列探索によって強くなることがますます難しくなる(並列度が上がるにつれてアルファベータ探索の効率が落ちることは原理上避けられない)ので、コアを有効活用するアルゴリズムとしても合議は将来有望かも、など、盛会だった昨日の例会でも議論が盛り上がりました。その強さを実際に目で確かめる絶好の機会でもあります。

エンターテイメントと認知科学研究ステーション 第3回シンポジウムは、IGDA日本(国際ゲーム開発者協会日本)ブログでも紹介されています。その名の通りエンターテイメントなトピックも多いので、多分野からの参加があるのではないでしょうか。それがまた楽しみです。

(追記)棋譜がこちらで公開されています(当初の予定から変更されました)。中継がないかのようなコメントを書いてしまいましたがこれは誤りで、上記のサイトでJavaを有効にすれば見られます。合議側の指し手のコメントで、4つのソフトが挙げた候補手が見られます。どのソフトがどんな棋風か、分析してみると面白いかもしれません。

なおコンピュータの形勢判断は楽観的になる傾向がありますが、なかでも新東大将棋が一番強気で、終盤に負けがはっきりする局面になるまで優勢とみていたそうです。逆に激指が有利と判断した局面はなかったとか。

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