Archive for コンピュータ

エンターテイメントと認知科学研究ステーション第5回講演会

当協会のメーリングリストに流れた情報によれば、6/14(土)の午後、表題の講演会が、モンテカルロ囲碁とコンピュータ5五将棋をテーマに行われるそうです。エンターテイメントと認知科学研究ステーションのページ講演会案内にはまだこの情報がありませんが、間もなく詳しい情報が掲載されるでしょう。

追記(5/31): 講演会案内のページが更新され、第5回招待講演会の詳しい内容が掲載されました。吟味の上、ご参加を。こちらの西9号館の地図もご参考に。

会場は当協会の例会会場としておなじみの場所ですので、地図を貼っておきます。

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世界コンピュータ将棋選手権戦記2008

今年も5月連休に行われた、第18回世界コンピュータ将棋選手権。月末の現在、各参加者のWebでの記録も出揃ってきました。現時点でリリースされているものをひととおり列挙してみますので、皆さんもぜひご一読を。

ここではひとまず参加者による記事のみとしていますが、もちろん選手権の論考は他にも多数Webで見ることができます。

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ユーザ・インタフェース、ちょっとしたことが大事

第18回世界コンピュータ将棋選手権2日目と同じ日に開幕した、今期の大和証券杯ネット将棋最強戦(ちなみに開幕戦に登場した村山五段はその翌日が第18回世界コンピュータ将棋選手権の決勝リーグの解説だったため、相当ハードな旅程だったようです)。昨日の1回戦第2局は渡辺竜王vs羽生二冠という豪華カードだったのですが、なんと羽生二冠が時間切れ負け。当ブログ主はこの超人気カードの決定的瞬間を見逃していましたが、観戦サイトでその対局を見ると、「着手確認のチェックを入れたままでした」という羽生二冠の敗戦の弁が残されています。

え? それって、時間切れと同時に着手確認がOKになるように作られていれば防げたのでは

状況を整理して説明します。 Read the rest of this entry »

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世界コンピュータ将棋選手権ネット中継の存在感

松本博文さんのグループにお願いしているコンピュータ将棋選手権ネット中継は、今回ついにライブカメラまでも登場し、多くの瞬間を映し出しました。生の映像を配信するのに、もはやTVの番組枠に選ばれる必要のない時代になったのです。

もちろん、ただ時代を待っていただけではありません。コンピュータ将棋選手権ネット中継は、確かな技術力と周到な準備、そして熱い情熱がなければ、これほどすばらしい番組にはならなかったでしょう。2008年5月10日現在、例会案内の地図でお世話になっているグーグルで「ネット中継」をキーワードに検索すると、なんと6位にランクされています(日本最大のシェアを誇る検索エンジンのヤフーでは19位)。グーグルの上位のうち、ブログ形式のサイトはコンピュータ将棋選手権ネット中継だけなので、「ネット中継ブログ」で検索するとトップに躍進します。キーワードに「将棋」も「コンピュータ」も含めないでこの順位。世界コンピュータ将棋選手権は、今や日本を代表するネット中継コンテンツになったのであります。

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第18回世界コンピュータ将棋選手権のエキシビション対局

激指の優勝で幕を閉じた第18回世界コンピュータ将棋選手権は、例年と同様、数多く報道されていますが、今回はエキシビション対局の勝利が大きなニュースとして広く伝えられていますね。

世界コンピュータ将棋選手権でのエキシビション対局は、5年前の第13回選手権から毎回行われており、今回は6度目にして初の2局開催となりました。最初の3回は勝又六段と優勝者との駒落ち対局、次の2回は加藤幸男さんと優勝者との平手戦でした。駒落ちは二枚落ち、飛落ち、角落ちとステップアップしながらすべて勝利しましたが、加藤さんには過去2回いずれも敗れ、今回が平手戦初勝利。とはいえ、加藤さん対棚瀬将棋、清水上徹さん対激指でいきなり2勝を挙げてしまったことには内外から戸惑いの声も多く聞かれます。何より、現場が相当な戸惑いの空気に支配されました。そこには、コンピュータが勝った、という達成感が立ちのぼる風景はありませんでした。

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