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第3回世界将棋AI電竜戦 参加申込受付中

世界将棋AI 電竜戦

ゲームプログラミングワークショップ2022 (GPW-22) は11月11日(金)~11月13日(日)の3日間にわたって行われます。

第3回世界将棋AI電竜戦が、12月3(土)~4日(日)の2日間にわたって行われます。第3回電竜戦は現在、参加申し込み受付中です。申し込み〆切は来月11月27日。オンライン開催ですのでインターネット接続が可能であれば世界中から参加可能です。持ち時間制は世界コンピュータ将棋選手権と同じくフィッシャークロックルールですが、初期時間・加算時間・最大手数が異なりますので、第3回電竜戦のルール (PDF) をよくご確認ください。

当協会電竜戦を後援しています。「世界将棋AI」ながら、人間1人でも人間のチームでも、またAIと人間の合議でも参加可能、というフリースタイル制は電竜戦創設から変わりません。AIと人間のコンビネーションが新たなイノベーションを生み出すかもしれませんね。優勝賞金50万円以上の賞金・副賞のほか、ベスト16に入ると「統一ハードウェア戦」の出場権が与えられることが予定されています。これまで通り、中継サイトでの棋譜中継と、電竜戦公式チャンネルによるYouTubeライブ配信も行われます。

将棋AIの開発者も、「指す将」の皆さんも、ふるってご参加ください。

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ゲームプログラミングワークショップ2022はリアルとオンラインのハイブリッド開催

追記(10/29): 現在、電通大現地参加の申し込みは、参加者数上限に達したため受付終了となり、現在はオンライン参加の申し込みのみ受け付けられています。10月31日(月)の申込〆切が迫っていますので、参加予定で申込もしくは参加費振込が未了の方はお忘れなく。

一昨年と昨年、新型コロナウイルス感染症 (COVID-19) の感染状況にかんがみオンライン開催となっていたゲームプログラミングワークショップ当協会も協力しています)。今年のゲームプログラミングワークショップ2022 (GPW-22) は、電気通信大学とオンラインとのハイブリッド開催という形式で11月11日(金)~13日(日)に行われます。3年ぶりにオフラインの会場が設けられますが、これまでと異なり箱根での開催ではありませんのでご注意ください。また、電気通信大学の会場は収容人数が40名程度とのことで、参加者多数の場合には調整が行われる可能性ありとのこと。リアル会場参加ご希望の方にはお早めの参加登録が呼びかけられています。ハイブリッドでの発表の要領については、こちらをご覧ください。

研究発表の内容は決まっておりますので、プログラムをご覧ください。今年の招待講演は、人工知能研究者で将棋棋士の谷合廣紀さん(日本将棋連盟東京大学)による「棋士から見たコンピュータ将棋と将棋界のこれから」。将棋界の話を中心に、最新のコンピュータ将棋の技術事情、将棋界におけるコンピュータ将棋の存在意義などについての講演となるそうです。ほか、コンピュータによる将棋や囲碁、麻雀などの研究、ゲーム解析やアルゴリズムの研究、学習アルゴリズムの研究、人間プレイヤとのコミュニケーションの研究など、多数の発表者による多彩な研究が披露されます。

日程は3年前の箱根での開催のとき以来の3日間となります。今年はポスター発表が3セッションに分けて行われる予定になっています。また、ナイトセッションも予定されていますが、今のところイベントの情報はないようです。当協会ではコンピュータ将棋大会などのイベントを開催する予定はありません。

参加申込の〆切は10月31日(月) です。参加予定の方はお申し込みをお忘れなく。

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第3回電竜戦TSECはdlshogiが総合優勝

もう先月のことになってしまいますが、前々回の当ブログ記事にてお知らせした、第3回世界将棋AI 電竜戦TSECは先月7月9日(土)20:00から翌10日(日)にかけて予選12回戦(1回戦ごとに先後1局ずつ2局)、7月23日(土)20:00から翌24日(日)にかけてファイナル33回戦とB級リーグ33回戦(同2局)が行われ、ファイナルはdlshogi、B級リーグはch∀g∀m∀が総合優勝しました。おめでとうございます。

詳細は第3回世界将棋AI電竜戦TSEC指定局面戦 -中継サイトの「勝敗・順位表」欄をご覧ください。勝敗表中の対戦をクリックすると棋譜が見られます。今回は予選12回戦(先後1局ずつで計24局)と、指定局面のタイプ分けによる4部構成のファイナルおよびB級リーグ(居飛車部門、相振りB級戦法部門、ネタ部門、対抗系部門)が計33回戦(先後1局ずつで計66局)ずつが夜を徹し行われる長丁場でした。ライブ配信のアーカイブも観られますので、ぜひご覧ください。また、現在は電竜戦トップページにも今回の最終成績が掲載されています。

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第3回世界将棋AI電竜戦TSEC、7月9日・23日に開催

第3回世界将棋AI電竜戦TSEC指定局面戦が、来週7月9日(土)(20時頃〜翌日)に予選が、23日(土)(20時頃〜翌日)にファイナルが開催されます。TSEC (Top Shogi Engine Championship) は多数の指定局面戦、すなわち、将棋の初形からではなく指し手の進んだ特定の局面から開始する対局のリーグ戦からなるネット将棋大会で、すでに一昨年と昨年に第1回、第2回が開催されています。

当記事公開時点で参加者募集中ですので、まだ申し込んでいないコンピュータ将棋開発者の皆さんもふるってご参加ください。今回は定跡の使用を禁止するルールとなっていることにご注意ください。世界コンピュータ将棋選手権とは少し異なる、持ち時間5分、1手2秒加算(フィッシャークロック)、最大512手、先手千日手0.4勝・後手千日手後手0.6勝、のルールはこれまでの電竜戦と同じです。

プレスリリースも行われています。なおプレスリリース中、作家でライトノベル「りゅうおうのおしごと!」などの著者の白鳥士郎氏による講演は7月9日でなく23日(土)の誤りのようですのでご注意ください。併設される事前イベントのうち、三枚堂達也七段による指定局面検討会は先月19日に開催済でYouTube動画が公開されています。あす7月3日(日)には渡辺明名人による「将棋AIによる序盤研究とは?名人による将棋AI活用法」のライブ配信が行われる予定です。そして予選およびファイナルは将棋AI研究者や棋士などのメンバーによる座談会とともにライブ配信されます。

第3回TSEC予選の日は当協会7月例会の日の夜の開催となります。7月例会については、この記事の後お知らせいたします。

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第32回世界コンピュータ将棋選手権はdlshogi with HEROZが初優勝

新型コロナウイルス感染症 (COVID-19) の悪影響が和らぎつつある川崎市にて、オンラインと川崎市産業振興会館におけるオフラインとのハイブリッド開催となった第32回世界コンピュータ将棋選手権は5月3日(火・祝)〜5日(木・祝)に7回戦の決勝総当たりリーグ戦が行われ、dlshogi with HEROZが6勝1引分の成績をおさめて初優勝、株式会社サードウェーブ提供のドスパラポイント50万円相当ほか各賞を獲得しました。HEROZチームの皆さん、おめでとうございます。

優勝決定戦となった決勝リーグ最終7回戦は、終盤難解ながらも先手の二番絞りが優勢と見られていましたが、しぶとく二番絞りの攻めをかわし、わずかな隙を突いて寄せを決めたdlshogi with HEROZが176手で逆転勝利をおさめました。2位と3位には二番絞りやねうら王が続きました。2位と3位の両者の成績は勝点、ソルコフ等を含めてまったく同じ成績で並んでおり、また直接対決は引き分けのため、二次予選順位の差によって二番絞りが2位となりました。

また独創賞prelude新人賞S.Lightweight-EFと、ともに初出場チームが受賞しました。フロムスクラッチ表彰は1位から順にNoviceなのは習甦きのあ将棋CGPの順となりました。

開会式および閉会式ではCSA賞等、各賞の表彰も行われました。上記以外の各賞、賞金等は第32回世界コンピュータ将棋選手権特設サイトをご覧ください。

今回の選手権の内容は、第32回世界コンピュータ将棋選手権 ライブ中継で残された棋譜を今後もご覧いただけます。動画については、YouTubeライブ一次予選二次予選(part1)二次予選(part2)決勝の模様が放送された内容が現在も閲覧可能です。YouTubeライブには多くのコンピュータ将棋開発者が出演、また二次予選・決勝の放送では、プロ棋士(日本将棋連盟理事の西尾明七段をはじめ、千田翔太七段遠山雄亮六段伊藤匠五段)および著名アマチュア強豪による詳細な解説が観られます。加えて、コンピュータ将棋選手権ネット中継ではオフライン会場の川崎市産業振興会館から時々刻々と伝えられた選手権の模様を振り返ることができます。

最後に、一次予選二次予選決勝リーグの最終順位順の結果をご覧ください。

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