Archive for コンピュータ

ゲームプログラミングワークショップ2007 参加募集開始

ゲームプログラミングワークショップ(GPW)2007の参加申込受付が開始されています。毎年秋の箱根での恒例行事となったGPWは、学会と親睦合宿がひとつになったような議論の場。コンピュータ将棋の開発者はもちろん、他のすべてのゲーム研究者・開発者の皆さんに参加していただきたいイベントです。まだの方は是非。きっと大きな刺激になりますよ。申込受付は10/31(水)までですのでお忘れなく。

プログラムにも、また以前に当ブログにも書いたとおり、GPWの夜の催しとして同じく恒例となったGPW杯コンピュータ将棋大会を今年もコンピュータ将棋協会の主催で行います。これはコンピュータ将棋選手権でのLAN対局のための準備大会の役割を兼ねており、会場のLANに参加者のコンピュータを接続して行われます。将棋プログラムがインストールされた、イーサネットへの接続が可能なPCとイーサネットケーブル1本をお持ちくだされば、どなたでもその場で参加できます。その場でログインアカウントを作ることもできます。

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第1回UEC杯5五将棋大会 募集開始

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後手飛.PNG後手角.PNG後手銀.PNG後手金.PNG後手玉.PNG
後手歩.PNG
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11月25日(日)、電気通信大学学園祭期間中にて、5五将棋の大会が開かれます。このほど申込受付が開始されました。3部門あり、人間部門COM(コンピュータ)部門、そしてKIDS部門という独特の試みがあります。

KIDSとは子供たちのことではなく、知識を使ってゲームをプレイするシステムです。5五将棋においては、状況に応じた駒の価値を知識として与えることで、駒の価値の合計が最大になるような指し手を選ぶようにします。より優れた知識であるほど良い手が指せて勝てる、ということで、知識の巧拙を競う競技ということになります。言わば、将棋版カードバトルで最強のカード作りを競う、といったところでしょうか。詳しくは、解説のページをごらんください。知識ベースのゲームプレイの試みは、同じく電通大学園祭期間中に行われるコンピュータ大貧民大会第1回大会にて、飛び入り参加者用のカスタマイズド・クライアントという形ですでに実績があるようです。

9×9の通常の将棋に比べると、5五将棋は複雑さも指し手の選択肢もかなり小さく、コンピュータなら相当に深く読めそうです。もしかすると、チェッカーのように結論が出せるところまでコンピュータに読み切らせることも充分に現実的かもしれません。たとえば、通常の将棋で出現しうる局面数は1071前後と言われており、いかなる巨大コンピュータでもまったく歯が立たないばかりか、この数値自体の計算もあまりに複雑なため正確な値は知られていません。5五将棋なら、かなり正確な値を特定することができるのではないでしょうか。

ご興味がおありの方は、第2回UECコンピュータ大貧民大会ともども、参加、もしくは会場に足を運ばれてはいかがでしょうか。

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第7回コンピュータ将棋オープン戦は竜の卵が優勝

第7回コンピュータ将棋オープン戦は、竜の卵が4戦全勝で優勝。おめでとうございます。

オープン戦に関するブログ記事を挙げておきます。他にありましたら是非コメント欄へお知らせをお願いいたします。

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第7回コンピュータ将棋オープン戦 開催のお知らせ

第7回コンピュータ将棋オープン戦が、コンピュータ将棋協会の主催で9/29(土)に行なわれます。コンピュータ将棋の開発者の皆さんのご参加をお待ちしております。これまでのオープン戦と同様、ライブ中継が行なわれる予定です。

今回で7回目となるオープン戦は、インターネットを通じて誰でも気軽に参加できるようになっておりますので、世界コンピュータ将棋選手権のような厳格なルールはありません。もともと、選手権がネットワーク対戦に移行するために参加者のテスト環境を用意することを大きな動機として始まったイベントですので、棋力やネット対応にいまひとつ自信が持てない、という将棋プログラムを開発中の方にむしろ積極的に参加していただきたい大会です。当ブログ主は対局サーバの操作を担当する予定ですが、員数合わせで飛び入り参加するかもしれません(笑)。

ライブ中継ですべての対局が見られるほか、掲示板での情報交換が行なわれますので、世界コンピュータ将棋選手権でおなじみのリアルタイム感想戦の醍醐味を自宅で味わうこともできます(コンピュータの指し手が早いので大変ですが)。

これまでも、オープン戦での対局を通じてバグが発見されたり、技術的なヒントが得られたりすることがあったようですので、開発の節目としても活用していただけます。多数のご参加をお待ちしております。

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駒フォントで将棋

日経パソコン オンラインにて、フォントを使って将棋を楽しもう(前)(後)という記事が掲載されています。記事の主な目的はフォントのしくみや操作を知るためのものですが、局面図や局面図入りの文書を作成する方法として使えますし、懇切丁寧に書かれている記事ですので興味がおありの方はご一読を。SVGの話よりはお役立ち度が高そうです(笑)。なお、将棋の対局をするのならごく普通に将棋ソフトを使いましょう。

紹介されているとおり、検索エンジンで将棋の駒のフォントが公開されているサイトをいくつか見つけることができます。単色ゆえの地味さを気にしなければ充分に綺麗なデザインの駒がありますね。また、マイクロソフト オフィスに含まれる表計算ソフトExcelが使われていますが、Excelをお持ちでない方も、オープンソース(フリー)のオフィスソフトOpenOffice.orgに含まれる表計算ソフトCalcなどで同様にできますので、お金をかけずに局面を作ることができます。下の画像は、レディバード王将クンFONT(truetype)Calcを使って作成しています。
OOo将棋盤

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