将棋所というお洒落な名の将棋GUIソフトが登場しました。これは任意のコンピュータ将棋の思考エンジンを登録し、対局の様子や読みの内容、形勢判断の推移などを表示してくれるもの。詳しい説明はホームページをご覧ください。
Archive for コンピュータ
ブラウザにお手軽に逆さ駒を表示する方法0.3
なんとか簡易に将棋盤を表示させようという試みがうまくいかないので、ひとまず普通に将棋盤を表示してみます。
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ブラウザにお手軽に逆さ駒を表示する方法0.2
ありがたいことにシリーズ第1回のエントリにさっそく反応あり。そこにはSVGプラグインに頼るような軟弱な話はなく、これから将棋向けの新たなツールを作ろうというお話。素晴らしい。普段のエントリにも手こずっている有様の当ブログは当分の間軟弱路線で(笑)。
前回、列挙したメリットの最初に挙げたように、逆さ駒入り将棋盤はテキストファイルのみで作られています。貼り付けてあるSVGファイルをダウンロードして中身をご覧いただければ一目瞭然のように、SVGファイルがXMLテキストで記述されており、それをHTMLページにリンクさせて表示させているからです。
SVGファイルがテキストであるため、ファイルの中に書かれている駒の文字を書き換えるだけで簡単に他の駒を作成することができます。雛形となるSVGファイルがひとつあれば、それをコピーして1箇所変更するだけで他の駒のファイルを作れますので、通常の画像ファイルよりも作成の手間が少なくて済みます。駒の文字だけでなく、駒のフォントやデザインを変更したバージョンを作りたい場合も、簡単にファイルを増やすことができます。
ただし、貼り付けたい画像をあらかじめSVGファイルとして作成しておかなければならない点は、ときどき不便に感じられることもあるかもしれません。Webページの環境によっては、SVGファイルを扱うのが不便、というケースも考えられます。また、普通に将棋盤を表示させるだけの用途なら問題ないかもしれませんが、たとえば頻繁に変化する数字やメモ、目印など、将棋の駒以外のものを補助情報として表示したい場合は、前もってファイルを作っておくのは難しそうです。
ブラウザにお手軽に逆さ駒を表示する方法0.1
ホームページやブログで将棋の図面を表示する方法としてもっとも多く使われているのは、将棋盤全体の画像ファイルを作成してページに挿入させる方法でしょう。あるいは盤面だけでなく棋譜も紹介するために、棋譜のテキストを併記するだけでなく、JavaアプレットやFlashアニメーションで駒を動かせるようになっているページもごく普通に見られるようになりました。古くから主流として使われている柿木将棋アプレットや勝田将棋盤などはJavaアプレットですが、kif2swfなどで作成されたFlashアニメーションも最近増えてきました。これらが当協会による世界コンピュータ将棋選手権ライブ中継を含む多くの対局中継サイトでも活躍していることは、すでに周知のことと思います。
上記の将棋図面の挿入には、Webサイトの作者がいくつかファイルを準備する必要がありますが、 サイト作成ツールが充実し、多数の画像ファイルに彩られたブログが珍しくなくなった現代では、それもさほど面倒なことではなくなったと思われます。今後は、ブログに貼り付けられるウィジェット(和製英語でブログパーツ)としても、今後いろいろな形の将棋の表現が普及するのではないかと思われます。
そんな時流に逆らうかのように、あえて外部のファイルを使わず、(X)HTMLの中に将棋の図面を埋め込んでみたのが下の将棋盤リンク(表示されているのはサムネイル)です。ただし、残念ながらこの図を正常に閲覧できるブラウザは限られていますので、以下の説明をお読みになってからクリックしてください。下の図は、Mozilla FirefoxやOperaなどSVGに対応している(比較的新しいバージョンの)ブラウザか、Adobe SVG Viewerプラグインがインストールされたブラウザでなければ正常に見ることができません。たとえば、デフォルトの状態のInternet Explorer(IE)などで下のリンクをクリックすると、「同意する/同意しない」などのメッセージが大量に出現する可能性がありますので、あらかじめご了承ください。
不完全情報ゲームでも人間vsコンピュータ: ポーカー
Chinookの成果で世界にその名を轟かせた、シェーファー教授(カナダ・アルバータ大学)のグループが、今度はポーカーをプレイするコンピュータPolaris(ポラリス、北極星の意)で高額の賞金をかけて人間の世界レベルのプレイヤーと対戦しました。
チェッカーが読みきられた、というニュースも大きなインパクトがありましたが、渡辺竜王vsボナンザもそうだったように、人間との真剣勝負もエキサイティングですね。対戦レポートのページにてユナボマーという過激なニックネームで人間プレイヤーが紹介されていることからも、その興奮を感じます。しかも、途中コンピュータがリードするも惜敗、という息詰まる展開でした。