ゲームプログラミングワークショップ2007 参加募集開始

ゲームプログラミングワークショップ(GPW)2007の参加申込受付が開始されています。毎年秋の箱根での恒例行事となったGPWは、学会と親睦合宿がひとつになったような議論の場。コンピュータ将棋の開発者はもちろん、他のすべてのゲーム研究者・開発者の皆さんに参加していただきたいイベントです。まだの方は是非。きっと大きな刺激になりますよ。申込受付は10/31(水)までですのでお忘れなく。

プログラムにも、また以前に当ブログにも書いたとおり、GPWの夜の催しとして同じく恒例となったGPW杯コンピュータ将棋大会を今年もコンピュータ将棋協会の主催で行います。これはコンピュータ将棋選手権でのLAN対局のための準備大会の役割を兼ねており、会場のLANに参加者のコンピュータを接続して行われます。将棋プログラムがインストールされた、イーサネットへの接続が可能なPCとイーサネットケーブル1本をお持ちくだされば、どなたでもその場で参加できます。その場でログインアカウントを作ることもできます。

コンピュータ将棋のLAN対局テストの場としては、インターネット経由で対局を行うコンピュータ将棋オープン戦があり、オープン戦で使用される対局サーバは常時インターネット公開されていますが、パケットが瞬時にクライアントとサーバの間を行き来するLAN環境では、インターネット経由では生じないような不具合が生じることがあります。これは、複数の指し手をまとめて処理する部分にバグが潜んでいることなどが原因となって起こります。GPW杯コンピュータ将棋大会は、このようなバグがないかどうかを確認する手段としても利用していただけます。それに何より、他のコンピュータ将棋開発者の皆さんと直接交流しながらの将棋大会ですから、密度の濃い情報交換ができます。ワークショップと同様、大きな刺激となるはずです。

今年は、GPW杯コンピュータ将棋大会と同じ時間帯に、GPW杯9路盤コンピュータ囲碁大会も行われるようです。近年、モンテカルロアルゴリズムの進歩で急激に強くなったといわれるコンピュータ囲碁の最先端が、UCTの研究発表だけでなく実際の対局として垣間見られそうなのは楽しみですね。

3 Comments »

  1. 小宮 said

    去年はコンピュータ将棋協会の会員は会員価格の参加費用でOK
    だったんですが、今年はどうでしょうか?
    せこいですがご存じでしたらよろしくお願いします(会員になってもいいかもしれませんが……)

  2. GPW2007のページによれば、GPW2006と違って割引はGI会員のみでCSA会員は対象外のようですね。
    GIの年会費は割引額よりお安いですから、たとえ情処学会員でなくてもGIに入会した方がお得ですよ。いかが?

  3. 小宮 said

    なるほど。GI入会してみます。ありがとうございます。

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