今回は少し早めの、当協会の次回7月例会のお知らせです。
5月例会も早稲田でしたが、前回と異なり今回は大久保キャンパスですのでお気をつけください。Google マップの地図はこちらです。
今回は少し早めの、当協会の次回7月例会のお知らせです。
5月例会も早稲田でしたが、前回と異なり今回は大久保キャンパスですのでお気をつけください。Google マップの地図はこちらです。
旧記事にて紹介いたしました、エンターテイメントと認知科学研究ステーションの第5回講演会(旧記事からリンク先が変わっています)には、公開・無料・事前申込不要だったこともあり、専門的な内容にもかかわらず数十人の聴講者が訪れました。コンピュータ将棋開発者も多く集まり、名古屋から遠征されたGA将!!!さんの詳細なメモをはじめ、ym将棋さん、A級リーグ指し手1号さん、WILDCATさん、みさきさん、棋理さんが、当日の模様をブログに書かれています。
3件の講演のいずれも、第5回講演会のページから各発表資料にたどれますので、当日来られなかった方もご覧ください。内容について詳細に示されています。プログラムの通り前2件は将棋でなく囲碁がテーマでしたが、コンピュータ将棋開発者の皆さんの多くは最初から聴講されていました。山下さんがコンピュータ将棋の雄であることもありそうですが、やはりモンテカルロ木探索のインパクトはコンピュータ将棋界にとっても強烈なのでしょう。美添さんが「プログラミングの労力が少ない」、山下さんが「4ヶ月でGnuGoを遥かに追い越した!」と述べられているように、比較的短期間で開発できそうなところが「コンピュータ将棋の合間にコンピュータ囲碁もやってみようか」と思わせるのかもしれません。今週末に開催される2008年CGF特別例会、すなわちコンピュータ囲碁大会にも、コンピュータ将棋開発者としておなじみの方々が4人おられますね(当ブログ主も週末に見学に行く予定です)。あるいは、この技術をコンピュータ将棋にも使えないか、という考えからかも。
やねうらお-よっちゃんイカを買いに行くのは控えてコンピュータ将棋に人生を捧げる男にて、双方連続王手の千日手は成立しないという記事が掲載されています。コンピュータ将棋との関連があまりなさそうではありますが、これが成立するかどうかでコンピュータ将棋や対局サーバのアルゴリズムに若干の影響がある、ということで、当ブログでも採り上げてみます。
先手と後手の双方が王手を続ける形での千日手手順は成立しうるか、という命題は昔から知られており、ほとんど間違いなくそのような手順が生じうる局面はありえない、と信じられています。仮にそのような手順が成立してしまうと、「連続王手の千日手は連続王手を行う側が手を変えなければならない」というルールにより、先手・後手が同時に反則負けの条件を満たしてしまう可能性があることになってしまいますので、ルールの整合性にも影響する問題です。