現在発売中の週刊将棋11月26日号に、ゲーム・プログラミング・ワークショップ2008リポートが、2ページの紙面をほぼ占有して掲載されています。5五将棋のGPW杯やUEC杯、KIDSなどでおなじみの伊藤助教(電気通信大学)による記事ですので、内容は正しく専門的なのですが、それにしても将棋の専門紙に研究者向けのワークショップの記事が大きく掲載されるとは驚きです。
それもやはり、トップアマとコンピュータ将棋の再戦という目玉企画のおかげでしょう。こちらの紹介が記事の半分を占めています。週刊将棋は、定期購読以外では駅、コンビニエンスストアなどで購入できますのでお見逃しなく。1面右下のヘッドラインにGPW-2008リポートとして紹介されていますのでこれを目印にしてください。その1面は、現在進行中の竜王戦の対局が先週行われなかったこともあって、週将アマプロ平手戦最終局の予告記事で飾られているのですが、最終局で糸谷四段と対局する清水上さんに激指は今回勝っているのですから、「Xデーが刻々と近づいている」という結論になりますよね。
かず@なのは said
駅まで行って駐車場代払って買ってきました(w
1枚目の写真は小宮さん、西村さん、棋理の佐藤さん??
来年の大会はモンテカルロで新しい風を吹き込んでくれるのでしょうかねぇ~。
棚瀬将棋は新・東大将棋無双で事前に研究したんでしょうか?
市販の激指は2007年版なので対策が今ひとつだったとか。。。
山田 剛 said
>かず@なのはさん
小宮さんは5五みさきと掛け持ちだったので、もっと奥の方に場所をとっていました。
最前列は東大田中研の田中先生と竹内さんで、その後ろの列がブログ主と奈良さんで…。
加藤さんも清水上さんも、対策は個別のソフトに対してだけでなく、コンピュータの傾向も研究していたようです。解説の篠田さんのお話も総合すると、角交換する将棋は人間が意外に勝ちやすい(ただし、横歩取りのような激しい戦法はやめた方がいい)、逆に(従来人間向きとされていた)相穴熊で勝つのは大変、だそうです。その理由が、コンピュータは変な角を打つことが多いから、だそうで、その通り2局とも角交換後にコンピュータが先に角を打つ展開でしたね。棚瀬将棋の角打ちはどう見てもおかしな手、激指の角打ちはうまくいくことは少ないもののありうる手、という感じで、その違いが結果にも大きく影響しました。
小宮 said
さっそく週刊将棋買ってきます
コンビニで売ってるかなあ?(^^;
山田 剛 said
>小宮さん
今売っているところは少ないかも? 私の知る限り、週刊将棋を置いてあるコンビニは少なくて、都心の駅の売店にはたいていあると思います。
伊藤@A級 said
あわてて買いに行った奴2号です。
水曜発売で、今売ってるのは12/3号でした。間違えて買ってしもたが、記事がなく愕然–; 某書店でバックナンバーないのか、と聞いたら、前の号は回収されちゃう、とのこと。あちゃー…図書館探しに行こ…
山田 剛 said
>伊藤@A級さん
この記事も書くのが少し遅れました。11/26号の紹介を11/26に書いたのですが、月曜日には書いておかないと速報とはいえませんでしたね。
週刊将棋は実は毎週土曜日に印刷されていて、千駄ヶ谷の将棋会館に行くと土曜日の昼ごろには手に入ります。なので東京では月曜日くらいには駅にも出回りますね。南北に離れた地ではもっと遅くなるらしいのですが。
コンピュータ将棋協会blog said
将棋世界に「羽生善治が敗れる日」
将棋世界2009年1月号に、「コンピュータ将棋特別対談 – 羽生善治が敗れる日」と題して、YSS開発者の山下さんと棚瀬将棋開発者の棚瀬さんによる聞き手を交えての対談記事が掲載されてい…
伊藤@A級 said
都立日比谷図書館で閲覧できました。なかなか置いてるとこ少ないですね。家の近くの図書館(八王子市立)で聞いたら、提携してる範囲では日比谷にしかなかったです。
山田 剛 said
>伊藤@A級さん
日比谷とはまたえらく遠いですね。これからも重要な記事があるかもしれないので、そのとき東京ではまず日比谷をあたるのがよさそうですね。