Archive for 将棋

将棋世界に「羽生善治が敗れる日」


将棋世界2009年1月号に、「コンピュータ将棋特別対談 – 羽生善治が敗れる日」と題して、YSS開発者の山下さんと棚瀬将棋開発者の棚瀬さんによる聞き手を交えての対談記事が掲載されています。

前々回ご紹介した週刊将棋と違って意外にもゲーム・プログラミング・ワークショップ2008(GPW-08)での清水上さん・加藤さんとコンピュータ将棋のリベンジマッチは報じないのか? と思いきや、対談記事のさなかに勝又六段の解説つきで全棋譜が紹介されています。とはいえ対談記事があることは1月号の表紙には書かれておらず、目次にもあまり目立たない感じで書かれていて、ましてリベンジマッチのことは目次にも書かれていませんので、将棋世界を毎月読んでいる人でも見落としてしまうかも、という微妙な感じ。このあたり、読売新聞社を優先掲載紙とみなしての配慮なのかもしれません。

対談はGPW-08の直後に行われたもののようです。 Read the rest of this entry »

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第2回UEC杯5五将棋大会が8日後に迫る

第2回UEC杯5五将棋大会が8日後の12月7日(日)に行われます。トップページによれば、あすの予定であった申込締切が3日延びたようですので、参加しようかどうか現在お悩み中の方もひとつどうぞ。

5五将棋は9×9の普通の将棋に比べて場合の数がかなり少なく、トップクラスのソフトなら完璧に近いくらい読めるのでは? とつい思ってしまいますが、先日のGPW杯5五将棋大会2008で全勝が出なかったことから、まだ神の領域に達したものはないようです。まだチャレンジの余地は充分にあります。

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週刊将棋でGPW2008リポート

現在発売中の週刊将棋11月26日号に、ゲーム・プログラミング・ワークショップ2008リポートが、2ページの紙面をほぼ占有して掲載されています。5五将棋のGPW杯UEC杯KIDSなどでおなじみの伊藤助教電気通信大学)による記事ですので、内容は正しく専門的なのですが、それにしても将棋の専門紙に研究者向けのワークショップの記事が大きく掲載されるとは驚きです。

それもやはり、トップアマとコンピュータ将棋の再戦という目玉企画のおかげでしょう。こちらの紹介が記事の半分を占めています。週刊将棋は、定期購読以外では駅、コンビニエンスストアなどで購入できますのでお見逃しなく。1面右下のヘッドラインにGPW-2008リポートとして紹介されていますのでこれを目印にしてください。その1面は、現在進行中の竜王戦の対局が先週行われなかったこともあって、週将アマプロ平手戦最終局の予告記事で飾られているのですが、最終局で糸谷四段と対局する清水上さんに激指は今回勝っているのですから、「Xデーが刻々と近づいている」という結論になりますよね。

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GPW-08イブニングセッション講演の動画: FPGA将棋

今年のゲームプログラミングワークショップでは、例年以上に多彩な発表が行われましたが、その中でも最大の目玉のひとつが、A級リーグ指し手1号さんによるFPGAを用いたコンピュータ将棋の開発に関するイブニングセッション講演「Brute Forceで行こう! ~ ハードウェア将棋ワールド」でした。こちらの記事の中から、講演に用いられたスライドを見ることができますので是非どうぞ。さらになんと、講演者の伊藤さんご自身の撮影による講演の動画4部作 [1], [2], [3], [4]ニコニコ動画に公開されました。ニコニコ動画のコンテンツはすべてログインを行わないと見られませんが、GA将!!!さんや小宮日記さんのページではニコニコ動画の会員でない人もログインなしで貼り付けられた動画を試聴できます。

特に、FPGAの将棋には興味があるが論文やスライドを読むのは億劫、という方は必見です。是非ごらんください。

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ゲームプログラミングワークショップ2008・好敵手たちの交流

ゲームプログラミングワークショップ(GPW)2008無事終了。参加された皆さん、お疲れさまでした。GPW杯コンピュータ将棋大会2008TACOSが9戦全勝で独走の優勝。おめでとうございます。

元アマ竜王2人、1勝1敗…コンピューターとの将棋対局

というわけで、当ブログで前回も触れた16:00-17:40 コンピュータ将棋イベントとは、第18回世界コンピュータ将棋選手権エキシビション対局の再戦でした。勝敗は、コンピュータとトップアマの伯仲する実力を反映した結果、といえると思います。

(追記)当協会のコンピュータ将棋棋譜集(GPW2008)で棋譜を閲覧できます。

かつてコンピュータ将棋は、いわゆる、やりにくい相手、という形容がもっともふさわしいプレーヤーでした。 Read the rest of this entry »

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